『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

タキ3708の加熱管廻り

2013年02月08日 | タンク車のパーツ
私立大学の入試が真っ盛りです。息子は既に3校目の入試を受けてますが、やはり緊張やら集中やらで疲れるのでしょうね、夜はぐったりとしています。

アップ画像は加熱管をお届けします。まずは、初期型の物々しい加熱管を持った車からどうぞ。


(タキ3708の加熱管廻り 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て撮影))

タキ3708は純アルミのタンク体にキセ付きの車ですが、これにV字配列になった加熱管が付いた車です。

確証は無いのですが、パイプの配列やバルブ形状から見て、手前側の左右管が送り側、向こう側の左右管が戻り側と思われます。
手前側の左右管は、2箇所から立ち上がってタンク体に入り、それぞれ2往復してV字形状の一番下から出て、ここで1本に集合して向こう側の左右管から戻っているようです。V字形状には丸い蓋が4ツ取り付けられており、蓋はボルト止めされているので、加熱管のメンテナンスの際は、左右管周辺のパイプを外して蓋を外して行うようで、タンク内のパイプは丸い蓋に溶接されているようなので、蓋ごと長手方向にズズッと引き出すのでしょうね。

タンクから引き抜いた加熱管の様子は、ピクトリアル誌1995年6月号(通巻606号)で出てきますので、お手元にお持ちでしたら参照してみて下さい。

ところが、この物々しい加熱管は、中期・後期車になると非常に簡素化されてしまいます。この辺のアップ画像は次回お送りします。


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