山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

フタリシズカが咲いたとき

2022-05-23 22:51:20 | 出会い・近隣

 和宮様が国道の脇で「フタリシズカ」(センリョウ科)を発見した。しかも、その足でわが裏山の4本のフタリシズカも発見した。茎から出ている花序は2~3本がふつうだが、1~6本のもあるという。名前の由来は、いま大河ドラマで静御前が描かれているが、その静御前が霊と舞う様子からつけられた謡曲「二人静」からだという。個人的には、「ヒトリシズカ」が好きなのだが。

        

 そんなとき、和宮様のご令嬢がフィアンセと一緒に過疎に忍んで暮らしている和宮様に会いに来た。初対面だった。来訪者は野外料理でもてなすのがしきたりなので、まずは焚き火コーヒーを飲んでもらい、やきとりを焼いてたべてもらった。それからは、彼に七輪クッキングを次々お願いした。

     

 それがなかなかの腕前で、イカもエビも焦がさずに焼いてくれた。エビを車状に配置して焼くセンスに一同感心。ご令嬢も嬉しさを隠せなかった。しかも、炭火では難しい食パンを焼いてもらった。それがほどよいトーストとなり、ガーリックバター仕上げでいただいた。これが美味しくできあがり、フィアンセの株が急上昇。その緻密で的確な腕前に和宮様はことのほかお喜びになった。

           

 彼も、自然に囲まれた当地の環境に都会の喧騒とストレスを癒すことができたようで、「また来たい」「アウトドアが病みつきになりそう」との感想を残していった。

 ちなみに、フタリシズカの花言葉は、「いつまでも一緒に」だった。

 

                    

コメント
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