山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

里山の期待通りの植物群落だった

2016-10-16 20:06:02 | 植物
 天竜区熊の道の駅を拠点とする森林散策会に参加する。
 稲刈りが終わり稲の天日干しや棚田の見事な風景を見ながら里山を歩く。
 道沿いに「ホトトギス」の群落が次々迎えてくれる。
 オシベにも紫の斑点がある。

                         
 林縁の暗い所には「イヌヤマハッカ」と思われる青紫色のシソ科植物の群落にたびたび出会う。
 ハッカ特有の臭いはしないので「イヌ」がついたのだろうか。
 花はアキチョウジほどの長細い花ではなかった。

        
 「ツリガネニンジン」の群落をこれほど見たことはない。
 それくらい地域に残っていること自体奇跡だ。
 山菜として食べてしまうこともなくなってきたのも幸いしたのかもしれない。

                          
 所々で見られたのがゴマノハグサ科の「コシオガマ」。
 近くの植物に寄生する植物だそうだ。
 高山植物だと思っていたがここでは普通に見られる。

                           
 高山植物と言えば、「ウメバチソウ」(ニシキギ科)もここで見られる。
 むかし、1000m級のキャンプ場で初めて見たことを想いだした。
 凛として自立している姿が素敵だ。

    
 多くの人は気が付かなかったようだが、「ナンバンキセル」(ハマウツボ科)を発見。
 近くにススキがなかったがきっと根っこが埋まっていたのかもしれない。
 典型的な寄生植物だ。

 天竜区の奥庭に桃源郷のように隔離された里山。
 残しておきたいもう一つの日本だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする