治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

人間って、人間なんだ

2009-10-31 08:30:33 | 日記
D君から「読売大相撲」のお礼メールがきた。

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今日、相撲の本が届きました。ありがとうございました。みんな、かっこいい名前です。本名も書いてありました。もう、びっくりだし~嬉しいです。ぼくは、日馬富士が好きです。山本山は名前が可哀想です。みんなみたいにもっとかっこいい名前がいいのにと思います。
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わはははは。山本山、たしかにそうかも。本名は山本龍一だもんね。
でも「山本山」ってあの大きな体に合っているけど。
大きい人を見慣れた国技館のお客さんたちも山本山が出てくると「ほーー」と感嘆の声を漏らすくらい大きいよ、実物見ると。

あとでD君のお母様とお電話で話したら
「本名がある!」
「外人力士の本名はカタカナ!」
「外人力士の四股名は本名の音をなぞらったものとそうじゃないことがある!」
「日本人力士の四股名は本名に近いのとそうじゃないのがある!」 とか、
四股名と本名の差異にハマったらしいです、D君。

こういう「インサイドストーリー」がきっと好きだと思ったんだ。

全関取名鑑はすごいお宝!
本名、出身地、所属部屋、身長・体重、生年月日、血液型、最終学歴、家族構成。みんな書いてある。人物像に厚みができる。お相撲さんも人間なんだ、ってわかりやすくなる。

「自閉っ子、こういう風にできてます!」の中でニキさんは
「浅見さんも人間なんだ」って気づいた経緯を書いている。私がただ本作ってるだけの人じゃなくて、家族がいたり、家帰ったら洗濯したりしているのに途中で気づいたみたい。それで「最近気がついたんだけど、浅見さんって人間でしょ?」っていきなり言われてびっくりした。

あれはニキさんが30代になってからだったな。

「自閉っ子的 心身安定生活!」の中で藤家さんは
「人は人、っていうことは親も人間で、自分の備品ではないので、自分の都合を聞かないからって怒ってはいけない」と気づいたことを書いている。

あれは藤家さんが20代後半になってからだったな。要するに、つい最近の話。

先輩たちの知恵が積もりつつある分D君が「人間って、人間なんだ」に気づくのは早いかもしれない。 それと、D君がすごいのはここ。

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引退だと言われた朝青龍が優勝したり、怪我で調子悪い白鵬が勝つと嬉しくなります。
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そうだそうだ! 8歳でそれに気づいていたら大丈夫。

写真は国技館で買った稀勢の里マグネット。初場所行ったら朝青龍と日馬富士のを買って来てD君にあげよう、っと。

追伸:イケメン力士ベストテンにきせのんが入っていなかったのが不満です>読売大相撲さん。見解の相違ってやつ?

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