保護者のニーズがピンポイントなら

昨日は実は、栗本啓司さんとブレインストーミングの日でした。
次回は前回好評だったコンディショニング講座。からの個人で小田原にいらっしゃるお客様も多いようで
今後も続けるのなら、きちんとプログラムの構造化とインデックスづけをしておいた方がいいと思い、時間をいただいたのです。

広いお部屋が借りられたので
画伯と愛甲さんもご招待。
四人で知見を持ち合う日になりました。

その朝栗本さんがこんなツイートをしていらっしゃったので




ご本尊に触れるんじゃないの、とか突っ込みしていたんですけど



話してみるとこんな感じでした。

私は、たとえば知的に重いお子さんとかが栗本さんに初めて会って、一緒に遊んだり身体に触れたりして、いやがらないのかな、とか

知的に重い方が、その後も習ったお稽古をおうちでやれるだけのモチベーションが持てるのかなとか

そのあたりが疑問だったんですけど
行った方によると
お稽古も少しだけど続けているし、不具合も解消されているそうです。

つまりね、知的に重い方でも無意識の賢い人はたくさんいるから
自分の身体にいいと思ったら続けるんですね。

栗本さん的には
親御さんの希望がはっきりしていると、糸口がつかみやすいのかもしれません。

たとえば「排泄と睡眠に困難を抱えている」みたいに問題意識がはっきりしていれば
どの程度の困難か、アセスメントできます。身体からできます。昨日も実演してもらいました。

たとえば、一応排泄があると親の目からは見えても
すっきりと出ていない場合には、ご本人としては苦しいわけで
それがパニックにつながっているかもしれませんが

それは表現方法の乏しい人でも、身体からアセスメントできます。
そして対策を教えてもらえます。
その対策をすると、ご本人も気持ちいいので、続きます。

こういうことみたいです。

ただし、時には親御さんのポイントが
プロの目からずれていることがあります。

たとえば「体幹が弱い」です。
これは栗本さんのアセスメントから見ると、なんというかおおざっぱすぎるようです。

私は栗本さんのことをニキさんに話すときに
「長沼先生が脳みそオタクであるように身体オタクなんだよ」と説明しています。

その栗本さんにとって「体幹が弱い」はおおざっぱすぎるので、混乱が起きるようなので

このへんの混乱を整理するのは、私ができるかも、と思いました。

思えば「専門家早くいえ」っていうニキさんの言葉の背景には
こういった知見を持っている側とニーズのある側のコミュニケーション不足があるように思えます。

さて、明日は愛甲さんに質問する会です。
栗本さんも途中から参加されます。

そして予告。
次回栗本さんのコンディショニング講座by花風社は６月１４日です。
ちゅん平も九州から飛んできます。
羽で飛んでくるわけではありません。
飛行機で飛んできます。

前回講座に出た成人の方
朗らかだし、時々偽物自閉っ子疑惑をもたれるそうですが
栗本さんが身体をみてみたら、どこに出しても恥ずかしくない立派な自閉っ子でした。

ちゅん平もきっと、以前より健康になったとはいえ
身体の使い方にまだまだ苦労が伴っていることがわかるでしょう。
その改善策を求めて、飛んでくるのです。

ちゅん平がくるから、お食事会でもしようかなと思っています。