治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

裏タイトル

2016-09-06 04:53:16 | 日記
さて、長崎の講演会ですが、思ったより順調に参加者の方が集まってくださっているようです。
長崎は色々あったから、私が行っていいのかな~という気持ちがあったんですけどせっかく呼んでいただいたので、心配しながら行くことにしていたのですが、よかったです。

そしてそれぞれの議題が決まりました。

浅見 最初に30分。
お題は「理解を援助に結びつける」

次に藤家さん45分
お題は「家族との絆を取り戻すまで」

次にニキさん60分
お題は「自閉っ子から自閉おばさん自閉おばあさんへ」

そのあと三人で漫才。

です。

「理解を援助に結びつける」は、長崎という土地で借りてきた猫のように穏当な講演をするために穏当な題をつけたのであって

これを横浜で花風社主催でやると

「治るが勝ち」

というタイトルになるような内容です。その内容をよそいきの表現とよそいきの言葉遣いで無難にやります。私はね、穏当にもやればできる子なんですよ。

花風社の変遷は決して「障害理解を捨てるプロセス」なのではありません。

「障害特性を理解したうえで、それを(ギョーカイとは違うやり方で)援助に結びつけようという試みであり成果が出てきている」ていうことをご説明しようと思います。

わかりやすく例をあげると

12年前、「自閉っ子、こういう風にできてます!」で「体温調節が自然にできない」という問題が明るみに出たとき

ギョーカイ的には「社会の理解を! この子たちはさぼっているのではありません!」にあの本を使ったと思うのですが、私は

「体温調節自然にできないのは不便だな。これ治す方法ないのかしら」という方向に向かったという話なんですよ。

そして見つかったんですね、そういう方法が。


まあ画期的な会です。

あと少しで満員みたいですので
皆さまよろしくお願いいたします。