治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

LDギョーカイの事情を推測してみる、からの、講演のご案内

2016-08-21 10:02:46 | 日記
こよりさんの「しゃべれない人差別」の指摘から連想したことですが

たとえば南雲さんなんかはその逆の経験をしてきたね。
南雲さんが講演の仕事続けてられるのは一つは話が上手なことだけど
これを見ても口頭言語と読んだり書いたりする能力は凸凹だとわかりますね。

LDギョーカイってどういう支援をしているのかな、と思うと現状

支援者

っていうより

支援機器の紹介者

みたいな人が「支援者」って呼ばれている感じがするね。
LD単独ではね。

自閉っ子ギョーカイは虫取り少年系列で
LDギョーカイはパソコン少年系列?

みたいな感じ。

(「系列」を脳内で「のなれのはて」と変換しても可)

でも本当は

LDの支援って「支援機器の紹介」だけじゃなくて

「読んだり書けたりできるように支援すること」のはずなので

そして私はもう、根本的な本しか出したくないので



「人間脳を育てる」を出したとき
LD対策もこれで決定版だなと思って出しました。






板書取れない子をゼロにするつもりで出した。
だから南雲さんに真っ先に読んでもらったんです。

そしてその本を活用するためのイベントを9月18日に予定していたのに

愛着障害の本を夢中で作っていて
参加者募集を忘れていました。てへぺろ。

週明けにML流します。

講演のお知らせ三つあって

9月18日横浜 栗本さん+浅見の仲良しコンビ
10月1日長崎 ニキさん、藤家さん、浅見
10月16日愛知 栗本さん+私の仲良しコンビ

の三本お知らせいきますよ。
よろしくお願いいたします。

鬼畜史編纂室より

2016-08-21 07:52:18 | 日記



皆さん、お子さんや時にはお父さんやあるいはワンちゃんとかが、干からびたカエルの死骸とかどっかから嬉しそうに持ってきてぽとりと目の前に置いたらどうします。

やでしょ。

その手のいらだちを感じました。
栗本さんが、たぶん「Facilitated Communication」のなんたるかを知らなかったんでしょうね。ぐぐったんでしょうね。そしてよりにもよって当時猿烏賊山(現鬼畜山)で猿烏賊(現鬼畜)たちが口角泡飛ばしたあとがのこるtogetterを持ってきたときにです。

まったく本当に、栗本さんは私を天然でいら立たせるのがうまい。やることいちいちこっちの神経を逆なでる。
ように感じるのは江戸時代あたりまで親戚だったからかもしれませんが。

ってわけで怒りとともに久々に鬼畜togetterに目を通しましたが(ここにリンクする気はないけど興味のある人は私のツイッターをたどってね)

そこで懐かしい名前を発見しました。
ベム。
ベムという名前でさんざん花風社攻撃して、こっちが宮本晋という本名をつかんだとたんしっぽ巻いて逃げたベム。もうあのキモチワルイアイコンもなく、名前と発言だけが残っていました。

そして栗本さんへの怒りも忘れ、鬼畜togetterに改めて目を通しました。

東田さんがいわゆる「こっくりさん方式」でお話ししていたのは昔でしょ。今はもうそうじゃないってテレビでも出たわけでしょ。

まあともかくこの鬼畜山では、いかに東田さんの表出が偽者かということをああでもないこうでもないと話しているんです。
そしてベムの発言、笑った。



曰く
FCはまっとうな療育の機会を奪う
曰く
FCが虐待につながる

へそで茶を沸かすとはこのことですね。
息子が服薬過剰で運動会にも参加できずよだれ垂らして眠りこけている姿をカメラにおさめ、それをブログで面白おかしい記事にして公開する父。それが虐待そのものじゃないですか。息子さんが体育館の、跳び箱の陰で横たわる姿を上から撮ったアングル見たときには鬼畜だと心底思ったな。そういう姿を上から撮れるかね、親が。私ならよその子でも到底そんなアングルからそんな姿撮る気になれないね。

吉川徹が「差別ガー」をやりながら自分の患児に挨拶もしないように
こいつらは科学的マインドを標榜しながら実は必死に

偽者であってもらいたい

って思っているだけなんですよ。

私はね、自慢じゃないけど偽者扱いされている著者にかけては日本一長いリストを持っています。何しろ発達していく人たちの本を好んで出しているから。

だから偽者扱いには結構反応しますよ。
裁判までやっちゃって、偽者呼ばわりした相手を前科一犯にしちゃったもんね。

さて最近のそらパパ。




東田さんをかばう勢力が結構すごいことになって、必死にこれまでの責任逃れをしていますね。
いい加減、情勢の変化に気づけよ。

私はこう見ますね。




ある意味、そらパパはわが子がかわいいんでしょう。自分の延長としてね。そしてよその自閉児がわが子より優れているのは許せない。そのための必死な理論武装。

そもそもね、医療がその営みの中でどうしても「主体性の侵略」という原罪を持つように

療育ブログなんか始めたとたん、どこか我が子をラットのように、少なくともブログネタのように見ざるをえないという罪深さを帯同することになるわけで

せめてその事実に自覚的であってくださいね、療育ブログする皆さんはさ。

こよりさんは今回の鬼畜学会についてこう見てますね。

なるほど、これは新しい視点だ(私にとって)。
たしかに口頭言語が思考より拙いがゆえに「証明しろ」と言われるのならそれは「しゃべれないもの差別」だ。
それは「話せない人」を選択的に殺していった相模原事件の犯人と地続きの発想ですね。

それと、このこよりさんブログ読んで思い出したこと。

ニキさんも取材に対し、パソコンで答えていた時期があった。
今は人前でおしゃべりできます。

それと長崎の感覚統合学会に岩永先生肝いりで登場した当事者の方も
過敏性があるからついたてのむこうでパソコンで答えていた。
普通にステータスの高い仕事をしている人らしい。
仕事では口頭言語使っているでしょ。それでもその場ではそういうやり方で乗り切っただけでしょ。

だから昔こっくりさん方式だったコミュニケーションが発達していくなんていうのはありえることなんであって
テレビに出たのだからそれもわかっているはずであって

鬼畜学会でFCだFCだ騒いだ先生たちはきっとそういう「発達していく姿」を見たことがないお医者さんたちなのかもしれませんね。

それにしても、鬼畜親と鬼畜支援者は共依存関係にあるね。

我が子がよだれを垂らして眠り込む姿を激写する鬼畜父と

患児に挨拶もしない鬼畜医師。

どっちも「重い自閉症がある人」に内面があったら都合の悪い人たちです。

もう一個思い出したことがある。

吉川センセ、うちの著者の質問にもう一年答えていただいていませんが。
まあ、自分の患児に挨拶しないくらいだから、
鬼畜学会の鬼畜文書を褒めたたえてしまうくらいだから

仕方ないですね。

吉川センセにとって、本当にこの社会は生きづらいのかもしれない。

私は全然生きづらくないですよ。
みんなが吉田沙保里選手をたたえる社会。
そんな社会が生きづらいわけないじゃないですか。

吉川センセが生きづらいとしたら

自分が鬼畜だから鬼畜のように対応されてるだけですよ。
社会のせいにしないでね。