忘却への扉

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あのころが

2013-12-17 | 平和を
 『県民から 懸念の声』 【秘密保護法公布】 《戦争に突き進むのか》 2013/12/14 地方紙記事より(紙面に記載の住所・氏名など省略)
 [「自由がない時代に戻らないで」「憲法改正、戦争に突き進んでいるようだ」――国の機密漏洩に厳罰を科す特定秘密保護法が公布された13日、国民の知る権利を侵害し、自由な意見表明を阻む社会が来るのではないかと懸念する県民からの不安の声が聞かれた。
 
 学徒動員で勉強もままならず、悔しい思いをしたという主婦(84)は「戦争に反対した人は処刑され、個人の意見は取り入れられなかった。上の人の言うことが絶対で、右へならえの時代だった」と戦時中を回顧。「法を悪用する人が上に立ったら、日本はどうなるのか。弱い者がますます弱い立場に追い込まれるように感じる」と懸念した。
 無職男性(75)も「このままでは何でも秘密になる。戦争につながっていくのでは」と心配。「新聞への投書なども監視されるかもしれない。自由な発言機会が奪われたら、戦時中と変わらない」と表情を曇らせた。
 性的少数者の人権擁護・啓発を進める団体の男性(43)は「われわれが何らかの社会的な影響を与える団体と受け止められ、捕まる事態にならないか。運用次第で何をされるか分からず、不気味で不安だらけの法律。社会全体が萎縮する方向に向かう」と指摘した。
 大学教授(49)=社会政策論=は「日本の歴史は動いているのに、若い人は関心も危機感も持っていない」と焦燥感に駆られる。
 講義で、同法を扱った新聞記事を配布したが学生からの反響は少なかった。「議論の場が少ないまま短期間で成立し、若い人はついていけていない」と感じている。
 10代~20代にこそ注視して欲しいとの思いを込め、「君たちの人生に深くかかわる法律。自分の子や孫が戦争に行くことを想像してみて。実感しにくいだろうけど、戦争に向かった歴史の過程では『まさか』が現実になってきたのだから」と学生に語り掛けているという。]