忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

連続あくび

2009-08-31 | 共に
 どっちからのが最初なのか私にはわからない。夜の9時前になって、孫娘とおばあちゃんのケータイでの会話が近くで聞こえる。弟は保護者参加の体育館でのキャンプに出かけ1人で留守番中。
 「お風呂に入ってもう寝ないと」『だって何もしたくないんだもん』眠る気にもなれないとは重症だ。しばらく会話が続いていたが、ばあちゃんの方から瓜の酒粕漬けを作るからと通話を止めた。
 10時頃になって窓の外から、粕漬けの職人さんの「メールが入ったのでケータイを見て」との使令で私は隠居の軒下に行く。プラスチック製の桶(おけ)が幾つも並んで酒粕のよい香りがする。
 さわったことの無いケータイの使用法を聞きながらメールを読む。『粕漬け作っていますか、私はもう眠くなったので寝ます。お休みなさい』なのに職人さんは私に孫娘へ電話するように言う。
 枕元に置いているのかすぐに明るい声を聞く。粕漬けを入れている桶を間にして、おばあちゃんの聞かせる声は次第に大きくなる。私はケータイの持ち役だ。「わかる?この匂い酒粕の香りに酔って、明朝寝過ごさないように」
 翌朝、孫娘から電話で目覚めた報告の声が入った。おばあちゃんの耳には孫娘のあくびが何回も聞こえるようで「またあくび、ほらまたあくび」とからかっている。うれしい笑顔で目覚めたようだ。
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ほんとに個人のもの

2009-08-30 | 共に
 「涼しいなあ。いいなあここは涼しくて」家族で山の道路の草刈りをしながら、草を片付けるためにトラックに積み込んでいた。下から上って来た軽トラックに気づき見ていると、後方で曲がり山側に車を止め知人が降りて歩いて来た。
 「仕事?」『違う。遊び』「それなら早く手伝って」『イヤ!涼しいなあいい所だここは。応援演説を聞きに行ったぞ』「じゃあ、この遠い山奥まで選挙運動にとは、ご苦労さまです」『投票のお礼は時節柄危ないので、選挙後に必ず届けるので』
 投票日前日のきわどい会話の部分は、もちろん冗談。他の政治についての話はいままでよりは関心の強いのもわかる。保守王国と評判の県内でも特に保守的で、自他共に認めて来たこの地方に新しい風が吹き抜ける可能性はある。
 ふと山林を見て彼は話題話を変えた。『葛(かずら=つるくさ)を切ってやらないと』山林とは言えないほどに荒れた山を気にしている。樹木がかわいそうだと思う彼の気持ちに頭が上がらない。
 林業関連の仕事だった彼と同じ言葉を、別の同様の職業の知人から年も聞いていた。少しはきれいに藪刈りをしなければと気になったまま今年はもう無理。道具類の準備はできている。
 藪(やぶ)になっていても、治水の効果はあるだろう。手が回らないのを理由にした。だが2人の言葉で、自然の山林など私物化した感情を間違っているとも思えて来た?。「枝を切るのは冬が適している」とも教えてもらった。
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スイカのお腹

2009-08-29 | 日々
 全てを自家消費するわが家で収穫したスイカは、1個4つに切り1回に4分の1づつを2人で食べる。冷蔵庫に冷えたスイカがあればだが、1日に1回か2回食後に毎日のように食べた。
 毎回私がほとんどを食べるスイカ好き。今年は天候のせいか皮が厚く赤く色付かない部分の残る実が多かったが、味はおいしく満足できた。これから後に大きくなるはずの数個の小玉はあるが、育ってみないと食べれるかどうかは不明。
 今年最後のスイカかもと思って私は食べた。「どうして、もう1つあるやろぅ?」と相棒は言う。階段に置いてあったのは、私が1人で留守番した日に食べたのだが信じられない風。
 「うそ~、2日で1個と4分の1のスイカを‥‥あの階段のまで全部食べたなんて、あれがまだあるからって思っていたのに」でも私は階段に置いた2個のスイカのうち小さめの方を選んだのだ。
 私1人でなく2人で食べてる気持ちになって、おいしく食べたつもり。呆れ過ぎたのか軽い注意を受けただけ。誰かに言うだろうなと思っていたら、電話で娘に詳細に報告し息子にも話した。
 スイカを食べたが家族の笑える話題になるなら喜ぶべきか。種もたくさん飲み込んで、お腹の中に入ったはずと心配までしてくれた。じつを言うと、1回だけお腹が張って苦痛を我慢した時間があった(笑い)。
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つらい返事を

2009-08-28 | 共に
 夕食の後にかかって来た電話で長話をする。友人は切り際に「明日○○さんちに行ったらいけんやろか?」と尋ねてきた。今までわが家に来たことはなく、初めて聞いた言葉だった。
 会って時間を気にせず話たいのだが、私が1人前の能力がないこともあって終わらず残っている仕事が山ほど溜まったまま。続く他の仕事などまで加えると今年一杯私個人の休暇があるとも思えない。
 「明日は無理‥‥」とつらい言葉で返事した。残念そうな彼の表情が見えているかのような淋しい気分になる。互いに受話器を置くが、申し訳ない後悔を残した。
 できれば迎えてゆっくり話し合いたいのだが、彼が行っている他の人のようには昼間の余裕がないのを理解してもらっただろうか。雨でも降れば会えるかもと期待するが口には出せない。
 「暇なので、たびたび電話してすみません」彼は言うが、それだけでない彼の気持ちは多少わかっているつもり。だから電話だけでも待っている。声が聞ければ元気な証拠。
 部屋は片付けていないが、詰めれば数人は入れる。もともとは気楽に友人知人と会話ができればと増築した部屋なのに、待ち人来らずのまま。今回はこちらの都合で駄目だったが、いつかおりをみて是非とも来て欲しいとは思っている。
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ころんだ

2009-08-27 | 追憶
 段々畑の果樹園の多いこの地域では今の時期、農道や里道には小さな果実がたくさん落ちていることがある。収穫までに生り過ぎた果実をや傷果とか小玉果などともに、もいで葉の枚数と果実数のバランスをとる作業がある。
 そのさい地面に落ちる果実が、時には斜面を転げて道や道路にまで落ちて行くことがある。先日足元を見ないで坂道を下っていて、滑り転けた。ちょうど大きなビー玉大の果実が散らばっている場所を踏んだのだ。
 瞬間のことでうまく仰向けに滑り止まったが、手袋をしていたので手の平が痛かった程度で済んだ。捻挫や骨折をしなかったのでホッとする。数秒青い空を見ながらきれいだと思う。
 転けることは時々あるが、偶然でもこんなに上手く無傷で仰向けになれるのは
珍しい。後ろで叱る声が聞こえない1人だったら、しばらくはそのままの姿勢で空を見上げていたい気持ちだった。
 ころんだ里道はコンクリートで舗装されていた。上の農道はアスファルト舗装だがその前は砂利道でバイクで走っていて転倒、小石が手の平の裂け目に入り病院に行ったことなど思い出す。自転車に乗ったETではないが、以前バイクで空中を飛んだ。それにくらべれば転ぶくらい記憶があるだけいい。
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なぜか出てこない

2009-08-26 | 平和を
 朝晩肌寒さで秋を感じ始めた。今夜は珍しく私の目にも、はっきりとたくさんの星が見えた。なぜか鈴虫だけの虫の音が高く響いている。それまでの夜は数種類の虫の音を少数あちこちで聞く程度だった。
 鈴虫は近くを歩くとピタリと演奏を止めていた。でも今夜は鳴り止まない。きれいな星空に酔いしれているかのようだ。どれだけの数の鈴虫がいるのかは気になる。
 鈴虫が鳴いていると言うより夜の山野が止まらず響いているのを聞くのは、山村に暮らす私なのに初めてのこと。実はこの1週間ほど鈴虫との虫名がどうしても出なかったのだ
 なんだったのか考えるが、出てくるのはキリギリスとコオロギの二種だけだ。 間違えているのはわかっている。名前を知らないとどうも聞こえる虫の音も不自然な気分になっていた。
 「そうだ、スズムシだ」やっと虫の名前を思い出した。それだけで虫の音がうれしく聞こえるようになった。本物の虫の音と星空なのに、虚構の平和を感じてしまう。
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気道を確保して

2009-08-25 | 平和を
 防災訓練で心肺蘇生法とAEDの使用法を習った。 被害者に対して肩を叩き大きな声で呼びかけ、意識があるか確かめる。意識がなければ直ちに、近くの人を指名して救急車119への連絡を頼む。別の人にはAEDを持ってくるよう指示する。
 次に胸の方を見ながら鼻に耳を近づけ10秒間、呼吸をしているかどうかを確認する。胸も動かず呼吸をしていないのがわかると硬い場所に仰向けに寝かせて救急車が到着する間、人口呼吸や心臓マッサージを行う。まず被害者の額を押さえ顎に当てたもう片方の手の人差し指で顎を持ち上げる形で気道を確保する。次に鼻をつまみ空気が逃げないようにして、口に口で息を吹き込む。
 人口呼吸は1回1秒でやさしく2回行う。それで意識が回復しなければ心臓マッサージに入る。左右の脇の下をつないだ真ん中というか乳首と乳首の間を両手の平で押さえる。そのさい指は組んでおく。
 肘を曲げず1分間に100回のペースで、垂直に押すと胸が4~5㎝凹む力で30回続ける。それでも駄目だと、また人口呼吸と心臓マッサージを繰り返して続ける。交代しながらでも休まずAEDが届き使用準備が整うか、救急車が来て交代するまで行うことが大事。
 対応方法は臨機応変も必要だろうが、まずは基本の順序を覚えることと書き残す。間違えている不安はあるがまた練習してみるつもり。
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2日間だけ1人で

2009-08-24 | 共に
 他の家族は1泊2日で出かけたが、以前からの予定と重なり私だけ同行できず家に残る。家族での仕事でいつも一緒、出かけるのも一緒がほとんどで、私が1人で1日過ごすこと自体かなり珍しい。
 まず1日目、早朝の出発するのを寝床の中から「気をつけて‥‥」と返事してもう一眠りする。目覚ましの設定を間違えて音は鳴らなかったが、無事目覚め時間に遅れず集合場所に到着できた。
 半日はふだんはない大勢の人たちの中での行動にちょっと興奮気味の時間。午後からようやく1人 の気分を味わえるはずなのに、ご飯を炊いていないのに気づいた。いまさらいいかと昼食は冷蔵庫に入っていた煮たトウモロコシ2本とトーストの切れ端。
 雑音もなく少し昼寝をして仕事に行く。はかどらないが私としては集中したつもり。夜炊飯器のスイッチを入れたところに、孫娘から電話。30分ほどだが会っている時でもこんなに会話したことがあったかなと感じるうれしいプレゼントだった。
 静かな夜もこの夏また増えた本の一冊でも読もうかとの気も眠さに負けた。翌朝はトーストを食べて昼まで仕事に。午後は移動しながら勉強会、帰ってきたら「習っても覚えてないし実行しないのに無駄」言われるだろうと予想できるが、1人より人混みに出たくなった。
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兄からのハガキ

2009-08-23 | 追憶
 「そうそうお父さんからハガキが届いたんよ」私の方から掛けた電話の途中で伯母は話を変えた。今年春に天寿を全うした伯父のハガキが、誤配で戻って来たのだろうかと考える。
 どうも違う。伯母の言う「お父さん」とは私の父のことで、伯母にとっては兄になる。「お父さんからのハガキは8月22日の日付で、28日に灯籠送りをするのでできれば来て欲しい」との内容。
 届くはずのないハガキに、伯母も最初はおじいさん(伯父)からかと驚いたと言う。父は40年前に亡くなっている。その兄からの過去のハガキなどが、幾度もした引っ越しでの処分や整理で残っているとは思えないとも伯母。
 昨年だったかにも「祖父と祖母の法事を一緒にやろうと思うので来てください」と書かれたお父さんからのハガキが届いている‥‥。「だからそれはお父さんが亡くなる前の年でしょ。だって3年続いて1人ずつ亡くなったんだから」伯父を亡くした後、伯母親子で整理はきちんとできている。なのにこのお盆の時期に2回もあった不思議なこと。
 「私が好きでいつも気にかけてくれてたお父さんが、あの世で伯父さんに会って私を励ましてくれているのかも」私も「そうやなあ、子供たち家族や周りの人、それに亡くなった人たちまでに見守ってもろて伯母さん幸せやな。元気で長生きしてよ」
 住宅地での一人暮らし買い物や通院にはタクシーを利用しなければならず、高齢者の安心できる社会を願う。伯母の代理の墓参りと、父への報告とお礼を約束した。
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知りたいのは

2009-08-22 | 平和を
 夕方のラジオ番組『ニュースパレード』金曜日は聴視者の電話投票。昨日は連日スポーツ紙やテレビでの酒井法子の覚醒剤事件についての過剰報道に関して、あなたは[もうあきた・もっとしりたい]のどっち。
 そんなことどうでもいいが私の答だが、どのテレビ局でも同様の内容を繰り返す。飽きるより前に腹立たしくなって来た。この程度の事件に毎日長々と電波を使うテレビ局には他の番組も質の低下は否めない。
 CMスポンサーが去り、自社番組のCMばかり多数流さなければならないテレビ業界の現状の原因はそこにもあるか。社会部とか報道部の現場には、酒井法子覚醒剤事件以外の伝えたい報道がたくさん眠っているはず。
 番組終了前の結果では酒井法子事件報道は[もうあきた]の勝ちとでた。だが敗れた[もっと知りたい]との得票差はわずかだった。視聴率や購買力が上がるからこそ批判されてもしがみつく。
 見て買ってもらうためには報道も片寄るのか。覚醒剤事件を酒井法子事件に狭めては、根本を絶つ呼びかけにもならないだろう。それより何より他の国民に知らせるべき問題にフタをすることにもなりかねない。
 国民の生活に直接影響する衆議院議員への選挙運動が行われている最中なのだ。NHKだけに任せず各民放やスポーツ紙ならではの特色を発揮して、詳細な情報を公開するのも役割ではないか。
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