忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

首相の態度にがっかり

2015-12-31 | 共に
 【 ばらまき政治 次世代につけ 】 大洲市 女性(60 ・ 会社員)

 ◇国の借金が膨らみ大変なはずだ。安倍晋三首相は財政を立て直すといったが、選挙前の対策かと首をかしげることばかりである。消費税を10%にするのは使うところがあるからなのに、軽減税率の対象品を当初の予定以上にした。こんなことをしていたら数年後には10%が15%になるのではと思ってしまう。
 ◇日本に余裕はない。締めるべきは締めて無駄遣いをしてほしくない。低所得の年金受給者に3万円を給付するのはありがたいが、次世代のことを考えているのだろうか。人が減り、30年後に年金制度が成り立つのか。次世代につけばかり残す気がしてならない。核のごみ、国の借金、破綻するであろう年金に福島の後始末―。
 ◇「いまさえよかったらいい」と思える政治に不信感が募る。個人へのばらまきはやめて借金を減らし、万一の災害が起きたときのための蓄えをしてほしい。年金運用も株式に重きを置くと、今回のように7・8兆円の損失を招く。いい話は話し、悪い話は話題にもしない首相の態度にがっかりである。]
                                 《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 私の言いたいこと全てが含まれている、けど今年のぼやき治めで終わらないのが悔しい。
 新年あけましておめでとうと、腹を抱えて笑えるのは一般市民ではなく、安倍晋三首相の政権与党とその利権で儲ける大企業や付随する人々と米国だけ。
 年賀状も出すには出したが今夜10時を過ぎて郵便局前のポストに入れた。小泉首相の郵政改革のしわ寄せ被害で、郵便を集めるのは元日の12時30分に来るかどうか。とにかく宛先に配達されるのはいつのことやら。
 自民党と公明党に政権を盗らせ安倍首相に俺は権力者だと思わせたのも私たち有権者の責任。年賀状を早く書いて投函せず、遅くなりすぎたのは私の責任と反省中。

次世代への重大な影響が

2015-12-30 | 平和を
 【 地軸 】 2015/12/27 地方紙1面下段コラムより

 [一晩に4度も鳴り響いた警報音に、20年前のナトリウム漏れ事故を想起した関係者もいるだろう。現場は福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉建屋。誤作動でよかった、で済む話ではない。
 ▲運営する日本原子力研究開発機構のずさんさは、もはや「異常」。機器点検など保守管理の基本さえおろそかにし、原子力規制委員会に退場を迫られた。別施設での事故で、放射性物質を検知した警報を誤作動と決めつけ、対応が遅れた過去もある。
 ▲もんじゅの名は、獅子を手なずけて背に乗る文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に由来する。知恵で使いこなそうとして、逆に獅子の牙の脅威に直面した格好だ。おごりや過信はなかったか。新たな運営主体を模索する検討会が明日始まるが、廃炉の選択肢を持って臨んでほしい。
 ▲獅子の牙を表す「ダンデライオン」は、タンポポの英語名。松山でおととい開花が確認された。観測史上最も早いが、驚きがさほど大きくないのは、ここしばらくの暖かさを肌で感じていたからか。今月も平均気温は軒並み平年を上回り、5度以上高い日もあった。
 ▲異常気象は日本ばかりではない。米ニューヨークではクリスマスイブに半袖で街を行く人がいたという。最高気温が22度と聞けば得心がいく。通常なら1桁の気温が当たり前なのだから。
 ▲異常の常態化を強く危惧する。次世代への重大な影響を考えれば、放置するわけにはいくまい。地球温暖化ももんじゅも。]

 ( 忘却への扉 ) 伊方原発事故の際には被害を免れない近くで暮らす1人として、大地震と津波に異常気象を生活する上でとても不安に感じながらの日常を送っている。
 もんじゅに限らず原発全てにとって再稼働と新規建設は、利権がらみの人災無視を国民に押し付けた暴挙である。地球温暖化もまた先送りするが、これももとはと言えば人災。
 戦争法にTPPこれらも含め現政権の政策には、次世代への重大な影響を与え、禍根を残すことばかりで、将来を考えてはいないようだ。

思いやり予算は国民ではなく米軍と財界に

2015-12-29 | 平和を
 【 選挙目当ての理念なき政策 】 新居浜市 男性(60 ・ 団体職員)

 ◇安全保障関連法可決以降の安倍晋三政権の政策を見ていると、あまりにわかりやすくていやになる。
 ◇安保法制が成立すると、再び「経済」重視を打ち出し、軽減税率では「国民世論」に沿ったとして公明案を丸のみ。「低所得年金受給者対策」として、選挙直前の来年6月ごろに1人3万円給付するという。投票率の低い「子育て世帯への給付金」は廃止。一方では、診療報酬削減と引き換えのように防衛予算の5兆円超え、対米軍思いやり予算の増額、と着々と安保法制の足固めを行っている。
 ◇全てが来年の参議院選に勝つためではないか。自民党の下野や、第1次安倍政権の失敗が身にしみているとはいえ、あまりにもわかりやすい「理念なき政策」の連続なのに、何のほど目もかからないのか。気を取り直して通常国会の論戦に期待したい。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 秋の臨時国会を開くことなく海外へ逃げ出したのも、来年の参院選前に野党との論戦でボロを出さないためだとよくわかる。
 安倍政権与党の自民党も公明党も同じこと。どちらもほとぼりがさめるまで口を閉ざすに限るという作戦。消費税を10%に増税する際、食品など1部を8%に据え置く軽減税率をとの公明党案に自民党が丸呑みしたといっても減税ではない。
 公明党も一般市民の生活に響かぬようにするためなら、10%に上げること自体が8%の厳しい影響を受け続けている私たちにとっては早すぎ、せめて消費税全般を据え置く政策を自民に要求するのなら少しは納得できるのだが。

言ったもの勝ちになりがちな世相

2015-12-28 | 平和を
 【 地軸 】 2015/12/23 地方紙1面下段コラムより

 [米大統領を目指す不動産王ドナルド・トランプ氏の暴言が止まらない。メキシコ移民をレイプ版呼ばわりし、女性蔑視や日本敵視も。先日はイスラム教徒の入国全面禁止を訴えた。国内外からの猛烈な批判にも、本人は「どこ吹く風」だ。
 ▲自身の根源は実業家としての実績か、潤沢な資金か。共和党の指名争いでは8月以降トップを走る。排外的な主張がかなりの共感を集めていることに驚く。
 ▲翻って日本全国から読み句を募集し、販売する予定だった「うどんかるた」の中で「強い腰色白目玉まるで妻」の句が不適切だどして販売をいったん注意しした。指摘はわずか1件。過剰反応の気がしないでもない。
 ▲兵庫県では、ケーキやパンに髪の毛が入っていたなどど電話でうそのクレームをつけ、現金や商品をだまし取ったとして、無職女性が逮捕された。被害は愛媛を含む42都道府県、遠方の店には現金書留を送らせていた。
 ▲風評被害が怖い店の弱みにつけ込む卑劣な手口。店側は、明らかな虚偽だと気づいても、金で解決するのが手っ取り早いと考えたようだ。「顧客第一」の美風が弱点になりかねない今の社会は情けない限り。
 ▲強気一辺倒のトランプ氏はとうとう民主党のヒラリー・クリントン氏からも攻撃を受け始めた。強力なライバルと認められた証でもある。「まさか」は過剰反応とも思えない。「言ったもの勝ち」になりがちな世相を憂慮する。]

 ( 忘却への扉 ) トランプ氏の暴言を聞いていると安倍首相と二重に見えるのは私だけだろうか。まだ、トランプ氏は米大統領を目指す共和党の指名争い候補者の一人にすぎないが、安倍首相は小選挙区制などのマジックを使い現職首相であるだけに怖い存在。
 潤沢な資金といっても納得いかない全国民から支持不支持に関係なく勝手に徴収した金の議員数で山分けする政党助成金と、企業献金やパーティという賄賂。
 現憲法の特に9条が政権党にとって不適切だとクレームをつけ、解釈改憲でこの時こそと強行採決を次々行う虚偽行為。
 「まさか」そこまでの連発を受けた一年だった。コラムの地軸にも「言ったもの勝ち」になりがちな世相を憂慮する。とあるが、「国民第一」を放棄した政権を放置していれば、そのとばっちりを直接こうむるのは真っ先に私たち一般市民。

四角いメル

2015-12-27 | 日々
            [ こたつの中。寝ています。ぽっちゃり猫に見えますが メルです。 ]

 いくらぽっちゃり猫と言っても、こたつ満杯に太っては食べ過ぎ。こたつ布団だからいいけど、箱によっては出られなくなるよ。

延命処置はいらないから

2015-12-26 | 共に
 【 認知症のの母 笑顔をもう一度 】 宇和島市 女性(35 ・ 看護師)

 ◇9日付の本欄「介護施設の母 管はずし笑顔】を拝読した。認知症のため管を事故抜差し点滴の針で青あざだらけになった母に、少量ずつでも食べたいものを食べられるだけ食べさせることで母に笑顔が見られるようになったという内容だ。延命処置は行わないのだろうと推察される。
 ◇私の母も広範囲の脳萎縮と脳梗塞のため廃用症候群になり、寝たきりになり、ついには認知症を発症した。チューブ類の自己抜去はないものの大声で叫んだり憎まれ口をたたいたりしている。介護する側も疲労困憊(こんぱい)である。
 ◇最初私も母の延命処置はしないと決めていた。静かに苦しませず逝かせてあげたいと思っていた。ところが、介護するにつれて、むせて食べられなければ点滴を、寝たきりになったらリハビリをと欲が出てきた。母は元気だったころ「私は延命処置はいらないからね」と話していた。しかし、いざとなると私は複雑な思いに襲われる。母の笑顔をもう一度見たい。そのために、私はこれから先、一体何ができるのだろうか。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 認知症ではないが、祖父は体を動かせなくなり、話は分かるが言葉は出なくなった。祖母は今でいう認知症なのか子どもに帰った日々を過ごし、祖父の葬儀の後階段で転び寝込み、1年後祖父の後を追うように死んだ。父は病院で病気が分かって40日ばかりでこの世を去った。
 3人が逝ったのは私の結婚前のこと。みんなを介護した母は私が結婚し2人目の孫ができた喜びもつかの間、脳梗塞で寝たきり、病院では母の姉妹が最初の内、途中からと家に戻ってからは主に私が介護した。
 当時は介護施設などもなく、ずっと家で義理の祖父母を介護した母は仕事と両方で大変だっただろう。私の場合は自分の母だから介護して当然だと仕事も辞めた。
 だが、私が明日をも知れぬ病になれば、事実を知り残された日々を送りたい。延命措置はいらないから、くれぐれも献体手続きを頼むというのが本心からの家族への遺言。

安心して働ける環境の整備こそ

2015-12-25 | 共に
 【 地 軸 】 2015/12/21 地方紙1面下段コラムより

 [認知症の母親と過ごす知人が言う。枕を並べていたら宇宙語のような楽しい言葉や歌を聞かせてくれる。時折、宙に手をやり、天使でも手のひらに乗せるようにして、こちらにそっと差し出す。その笑顔を見るだけでうれしい。
 ▲認知症の日々を穏やかに感じられる時があるのも、支えてくださる方々がいるから。施設のスタッフの、明るい声をかけ、じっくりと接する姿に安心をもらう。プロならではの技術と配慮にはいつも頭が下がるという。
 ▲だが、介護現場では厳しい現実に直面し、辞めていく人が後を絶たない。高い志ややさしさで介護職を目指しながら疲れ果て、心折れて去ることを思うとやりきれない。
 ▲政府は本年度補正予算案に介護対策を盛った。施設整備や在宅サービス拡充をうたい、人材確保のため、一度離職した人が再就職すれば準備金20万円を貸すという。必要なのは一時金ではなく、昼夜神経を使う仕事であってもやりがいを持ち、安心して働ける環境の整備ではないか。
 ▲「今日の仕事を誰かに話したくなる、そんな仕事です」。県総合社会福祉会館に掲げられた介護求人の言葉に目が留まる。支えてもらう側だけでなく現場で働く人にも、ふれあいを通して豊かな時間をもってほしい。
 ▲明日は冬至。日が徐々に長くなり太陽の力が戻ってくる。。一陽来復。病に苦しむ人。介護の日々を送る人、それを支える人。誰もに暖かな光が差し込んできますように。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 安倍晋三首相は口では社会保障の変革をうたい、さも社会福祉の向上を目指すかのように見せながら、実際は社会保障の切り捨てを行っている。
 福祉施設の現場で働く人々の労働環境を離職せざるを得ない状態まで追い込みながら、再就職すれば準備金20万円を貸す。参院選への宣伝利用か知らないが馬鹿にするにもほどがある。
 12月20日の地方紙1面トップにも、戦争法(安保法)成立に関して自衛隊と米軍が①情報収集・警戒監視活動②海賊対策③弾道ミサイル対処―などの各分野で日米協力が拡大を進めているが、来年1月4日の通常国会への改定提出先送りするという。
 新任務に対応する訓練も先送りしており、戦争法(安保関連法)を強行成立したが、反対世論の高まりは不安のようだ。安倍政権の来夏の参院選優先の先送りは、TPPなど他にも何かとある。
 自民党幹部の「しばらくおとなしくしておく・・・」。政治献金という名の多額の賄賂を目当てに財界中心の金持ち優遇の格差社会を目指す安倍政権与党に、この国が恥ずかしい。「誰もに暖かな光が差し込んできますように。」

若者のパワーや知恵を政治に

2015-12-24 | 平和を
 【 これからの政治 若い力必要 】 今治市 男性(43 ・ 公務員)

 ◇先日、、カナダで10年ぶりの政権交代があったと本紙で読んだ。新しく首相になったジャスティン・トルドー氏は43歳で自分と同年齢。閣僚も大半が35~50歳とのこと。同世代が一国を導いていくのかと驚いた。
 ◇そういえば、ギリシャ危機で話題になったチプラス首相も41歳。ケネディ大統領は43歳で米大統領に就任した。一方の日本はどうか。調べてみると、わが国も初代首相の伊藤博文は44歳だった。多くの若き志士たちの力で成し遂げた明治維新までさかのぼることが、今回、自分が驚かされた原因かもしれない。
 ◇最近、若者の政治参加が進んでいる。今年の夏、安全保障法案に反対した「SEALDs(シールズ)」は象徴的存在だ。そのスタイルは賛否両論だが、政治に無関心とされた若者たちが中心の活動は、これからの変動の兆しかもしれない。来年からは18歳選挙権も適用される。日本もこれまで以上に若者のパワーや知恵が政治に求められる時代に入ろうとしているのかもしれない。]
                                     《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 戦争法=安保関連法の実害を直接受けることになる若者たち一人一人が自身の考えから集まり行動し、あれほど大規模な活動になるとは最初思ってもいなかった。
 その後、子育て世代の若い女性や学者なども連帯し、全国各地で多くの人々が加わり草の根運動となり進展を見せる。
 民意が社会を動かす力となることを願っており、来年の参院選で安倍政権の自民と公明両党らに鉄槌を下すことができれば、清い変革の時代の一歩となるかもしれないのだがと期待している。

核の怖さと平和の尊さ

2015-12-23 | 共に
 【 今年を振り返る 】 伊予市 男性(70歳)

 [師走の風が窓をたたく音に、ふと今年を振り返る。古希を機に年賀状を減らそうかと120枚まで絞ったが、いただいた多さに100枚追加した正月。春にはタケノコがよく出て、処分に困った。
 そして、8月6日には広島平和式典に愛媛県遺族代表として出席し、あらためて平和の尊さをかみしめた。被爆後、広島を訪れることのできなかった両親も、原爆死没者名簿に記され納められている。この地を家族で再度訪れることを誓った。式典出席の写真と記事が愛媛新聞に掲載されたことから、いまだの多くの方から「新聞見たよ。写真も良かったよ」と言ってくれる。
 その後。地元の中学港から講演依頼があり、両親から聞かされていた戦争や被爆の惨状、そして開拓地の貧困の中で育まれた親子の情愛や絆、人さまから受けた情などを話した。生徒さんから多くの感想文をいただき、感激した。
 念願かなって、ひ孫まで4世代8人で訪れた11月14日の平和公園は雨だったが、多くの外国の人々がいた。核の怖さと平和の尊さを深く感じられたことだろう。4歳の孫娘も黙々と資料館を見て回ったが、出るなり怖かったと一言。母の愛で生かされ、今年1年を良い一年だったと振り返る。]
                                            地方紙「投稿欄」《 へんろ道 》より

 ( 忘却への扉 ) 年賀状はまだ準備も何もできていない。今年中に書けるかどうか不安。早く出すためにパソコン購入もウィンドウズ8・1で我慢したのにこれだったらウィンドウズ10にするんだったと少し反省。
 以前、8月6日の広島平和式典へ招待されたことがあったが、私の都合で取りやめた。のちに広島市長が変わったことで、前市長の方が原爆投下の被災地である広島市民の一人としても非核と平和についても、国内だけでなく世界へ発信する強い思いを感じていた。
 彼が市長として開催された平和式典と宣言を直接聞く機会を逃したことには、やはり心残りがある。近年家族の気まぐれ?もあり平和公園や資料館を訪れることができないでいるのも犬のいないわが家と共に寂しい。

多田謡子反権力人権賞

2015-12-22 | 共に
 《 多田謡子反権力人権賞 》 【 斉間淳子さん(八幡浜)選出 】 《 伊方反対運動続ける 》
 [人権擁護に尽力した個人・団体を顕彰する「第27回多田謡子反権力人権賞」に、四国電力伊方原発(伊方町)への反対運動を続ける「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」代表の斉間淳子さん(72)=八幡浜市向灘=が選ばれた。19日に東京都千代田区で受賞発表会があり、斉間さんはビデオレターを通して経緯やこれまでの思いを語った。
 賞は多くの反弾圧・人権擁護活動に関わり1986年に死去した多田謡子弁護士(享年29)の遺志を将来に残そうと創設。89年から毎年表彰し、今回はほかに慰安婦問題や沖縄平和運動に関わる2人を選んだ。
 八幡浜市で育った斉間さんは、反原発を掲げ地域夕刊紙「南海日日新聞」を発行した夫の故満さん(享年63)らの影響で原発問題に関心を抱いた。「原発は未来永劫(みらいえいごう)残せるものではなく、将来の子どもたちのためにも、廃止すべきだと考え、88年に会を結成した。
 親族が四電社員で当初は活動をためらうこともあったが、署名やデモを長年続け、2011年の東京電力福島第1原発事故以降は毎月11日伊方原発ゲート前で座り込みをしてきた。
 斉間さんはビデオレターで「福島の事故で伊方も同じように帰るふるさとがなくなる可能性があると思った。地元にある反対の声を知らせ続けることが重要」と力を込めた。]
                                                12月20日 地方紙記事より 

 ( 忘却への扉 ) 多田謡子反権力人権賞に斉間さんが選出されたことをうれしく思う。南海日日新聞を郵送で購読していたこともあり、事務所で顔を拝見したのがはじめ。
 南海日日新聞の内容からも生き方の基盤が分かる。近年は伊方原発再稼働反対や東京電力福島第1原発事故に関する講演とか、外国からの専門家を迎えての講演会で発言する斉間淳子さんを見、その健在ぶりに期待していた。