忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

まだあった

2012-08-08 | 平和を
 7月から小遣いゼロにされ8月もなかった。貴重な貯えをだいじに活用するため、外出の誘いも最小限にと気をつけ断っている。でも定期出版の予約済みの本などは特別。先日入荷の連絡をもらっていた[集英社創業85周年記念企画コレクション「 戦争×(と)文学 ]の15冊目を買うため書店に立ち寄る。
 入れば積ん読依存症の私は本棚を眺めずにはいられず1カ所の通路の左右に限定して見ていたが、やはり欲しくて1冊追加し増やさないため急いで売り場の店員に渡す。
 予約本を確認し受取りの署名をして合計金額を聞いた。お金支払うため財布を開けて、あれ!? 無い! 衣服も探すがどこにも無い。
 だったら予定外の1冊、岩波ブックレットNo.657 [憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言]を手にした場所かも、店員には「ちょっと待って」と駄目元で行く。
 あった!と拾いレジに戻り手渡した。どこに?と聞かれて「通路の床の真ん中に」と答える。ひろうまでに数分間はあり、お客さんも居た。
 『よかったですね本当に こんな世の中(現金を)落としてそのままなんて ないですよ!』 何度も自分のことのように店員さんにも喜んでもらえ私も嬉しかった。
 予約本だけ受け取り帰れば焦らずに済んだのだけど、お金を落とした通路の両側に並ぶ本の種類にも救われたとも思う。私もだが本棚の本に夢中になると足元など見なくなる。
 岩波書店の本は内容をよく見て買ったのだけれど、今朝になって以前に買って読んだことをはっきり思い出した。まあ、この本なら476円+税を惜しくはない。