忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

この いなかでさえ

2012-08-14 | 共に
 『あそこの川は下りれるんですか?』 仕事で一緒に来れなかった孫の父さんは予定より1日遅れて昨日のお昼に到着した。仕事を終えて夜道を1人で走り真夜中着は待っている身も心配になる。
 娘たちが結婚し義理の息子とその両親が増えたが、お父さんお母さんとは呼んでも息子たちはさん付けのままだ。他人行儀かとは思いながらも今更変えるのも無理がある。
 息子からは「お父さん」 でも私個人には話言葉もていねいだけど、家族が加われば方言丸出しになるのがいい。私はずっと方言のみで話している。
 「あの川 下りれはするが、水遊びをする子供は あんまり見んな。下水の排水やら農薬散布で 川の水は 汚れとるけん」 『できたら釣りをしたいんですが』 「橋の上からやったら 釣りよる人はおるな」
 結局は家族で隣り町のスポーツ公園のプールに浮き輪を持って泳ぎにいった。この町にも川魚や蟹などはいるが、水質汚染の減少には関心は薄い。
 長年スプリンクラーの共同防除や各家庭トイレも簡易浄化槽があればよい方で、水田は無くなり山林の荒廃は進み農道や作業道の延長で山の保水力と浄化能力は減少するばかり。
 あの川のあちこちで子供たちが賑やかに水浴びや釣りなど遊び惚ける過去はあった。私も平気で水はきれいと飲んでいた。孫が来ても川遊びさえさせられなくて ごめんな。
 夕方孫たち親子は満足げに『楽しかった』と笑顔で帰って来た。でも近くの原発に事故でも起きれば、遊びどころか生活の場さえ奪われかねない・・・。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする