豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

昭和史を語れるマスターが…函館市~北斗市・本社

2024-04-06 16:26:17 | Weblog
昭和史を語れるマスターが…函館市~北斗市・本社
先月には、函館市松風町に近い場所でジャズ喫茶「バップ」を経営していたマスターの松浦善治さんが心不全で急逝しました。
満83歳だったそうです。
今日は、マスターが亡くなって初めて奥さまの松浦康子さん(写真)が引き継いだバップのお店に行ってきました。

山形県東根市の出身で衆議院議員だった阿部文男氏の私設秘書にと誘われ、山形県から来函して住み着いたと云う事です。
東京都内でジャズ喫茶「茶会記」を経営する私の長男のお師匠さんでもあります。

松浦善治さんのお店は、蓄音機など年代物の貴重品が多く、常にジャズ音楽を掛けています。
そのマスターの意思を引き継ぎ、松浦康子さんはそのままの状態で店を続けています。
函館市は、サケマス漁獲で北洋漁業の基地港でもあり、その時代をよく知っていました。

最初に仕えた阿部文男氏は、そのサケマス漁業を行う事業家でもあったのです。
松浦善治さんは、政治家でなく事業家の阿部文男氏に仕えたのでした。
そもそもジャズは、アメリカの黒人が人種差別撤回を求めた音楽がルーツだそうです。

今で云うところの「市民権抗議運動音楽」であったのかも知れません。
雇用する側、雇用される側と分けたら後者にあたります。
阿部文男氏は、実業家でもあり保守的政治家でもありました。

松浦さんからは、政治的発言などまったく聞いたことなどありません。
しかし根底には、働く庶民の感覚が根付き、それがジャズ音楽を愛した動機だと思います。
戦後復興期や高度経済成長期、バブル経済倒壊後の社会をジャズ喫茶店主としてみてきました。
松浦善治さん亡きあとは、康子さんがジャズを通して昭和史を語り継いで行くのでしょう。

「#ジャズ喫茶バップ」「#福地建装」「#SDGs」
「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」

コメント
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