気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

懐かしの坂下温泉

2017-02-22 19:28:09 | 昭和レトロ
「月刊かみいな」の3月号が本日配られてまいりました。
(私も配っていますが、私の宅配地域は荒井なのですよ)
毎号、楽しみにしている記事が「写真で見る上伊那今昔そぞろ歩き」。
なんと今月は、地元・坂下にかつてあった「坂下温泉」!
懐かしいですね~。
私が生まれ育った宮本町にありましたからね。
“温泉”という名称ながら温泉ではありません。
坂下生活共同組合水道を引いた沸かし湯でありました。



月刊かみいなに掲載されていた坂下温泉の写真は、初代の木造建造物。
昭和30年~44年(或いは43年)まで供用。
さすがに、この木造温泉は、私が4歳のときに取り壊しているので、殆ど記憶にありません。
私が良く通ったのは、2代目の鉄筋コンクリート3階建ての方。
昭和44年~平成4年まで供用。
祖父が、坂下区長を始め数々の役職を務めていた関係で、常に坂下温泉の「入浴券」がありました。
(恐らく、祖父が自腹で購入した回数券です)
我が家には内風呂がありましたが、無駄にするのも勿体無いので、私はせっせと通っていましたね。
画像は、我が家に残る昭和45年当時の30円大人入浴券。





番台方式では無く、受付で料金を払って、男湯・女湯に入って行く仕組でした。
今の日帰り温泉施設とほぼ同じ方式です。
坂下温泉には、子供が行きたがる理由がいくつかありました。
①風呂上りに飲む牛乳(コーヒー牛乳・マミー含む)
②ゲームコーナーがあった(10円でプレー出来るもの多数)
③坂下温泉の真ん前が酒月屋という玩具屋だった
とくに②は、楽しみでしたね。
クレーンゲームとかレーシングゲームに熱中しておりました。

高校生くらいになると、サウナですよ。
当時、伊那市どころか上伊那郡内にもサウナがある銭湯なんて無かったですから。
受付で黄色いバスタオルを借りて、2階のサウナに行くっていうのが、大人になった気分がしましたね~。
あと、良~く大広間で宴会が行われていました。
まあ、私たち子供は大人の忘年会とか新年会に付いて行くだけでしたが。
料理は、すき焼きオンリー。
それも馬肉のすき焼き。
子供の飲み物は、バヤリースのオレンジジュースが定番でした。



そんな坂下温泉も、平成4年3月に営業を終了。
残念ながら、当時私は東京で郵便局員。
最後に、記念入浴することも叶いませんでした。
当時、私の親父が区の役員だったので、跡地を伊那郵便局の駐車場にすること等、後から色々聞かせて貰いました。

(写真と一部資料は「坂下区誌」から抜粋)

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