「寒中休み」懐かしい響きです。
昔、長野県には、全国的に存在する夏休み・冬休み・春休みの他に、「田植え休み」・「稲刈り休み」・「寒中休み」というのがありました。
さすがに、私たちが小学生の頃は、もう子供が重要な農家の働き手という時代では無かったですけどね。
昔の慣習で、「春の中間休み」・「秋休み」と名称を変えて残っておりました。
この長野県独自の休みがそれぞれ１週間くらいあったので、夏休みが３週間しかなくても、文句を言う生徒は殆どいませんでしたね。
今は、この後者の３つの休みって無いですよね。
でも、長野県の小・中・高校の夏休みは、相変わらず３週間前後しかありません。
不思議ですね～。
寒中休みも、とっくにどこの学校でも廃止したと思っていました。
ところが、娘の高校の行事予定表をふと見たら、１月２９日～２月１日まで「寒中休業」だって。
まだ、この休みを残している学校ってあったんですね。
この寒中休み中に、「スキー・スノーボード教室」だそうです。
私たちの子供の頃も、寒中休みはウインタースポーツに勤しみましたよ。
スケートですけどね。
当時の子供たちは、全員がスケート靴を持っていました。
小学校で斡旋していた下諏訪町の「ＳＳＳスケート靴」（サンエススケート）。
（オリンピック選手も履いている有名なメーカーです）
大寒前後の寒中休みは、スケート三昧でしたね～。
冬の朝、起きるのが辛くてね。
今より、朝は冷え込んでいたので、手足の指や耳がちぎれるほど寒かったです。
伊那小学校のエリアには、校庭リンク・白山リンク・夫婦石リンクという３つのスケート場がありました。
私なんか、毎日違うリンクに行ってましたよ。
もちろん、数キロの道のりを歩いてです。
奇しくも、今住んでいるアパートは、旧夫婦石リンクの極近。
今では、この田んぼリンク、冬になっても田んぼのままであります。
校庭リンクも白山リンクも、もう既にありません。
スケート場を作っても、氷が張らないんですよね。
伊那西高校出身の小平奈緒選手
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