相撲古美術

相撲に関する資料の紹介や相撲史の研究の成果を発表していきたいと思います。

◯◯相撲(その96)

2018年07月31日 | 日記

【古知古知相撲】

滋賀県犬上郡多賀町多賀の多賀大社で毎年

重陽の節句の9月9日に開催されている。

古知古知とは、古い出来事をしのぶ意味で

東方が勝つと豊作になると伝えられている。

竹森章氏の『京都滋賀の相撲』にも記載さ

れている。

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◯◯相撲(その95)

2018年07月31日 | 日記

【曲相撲】

「古代文化研究」11号に、享保から宝暦にかけて

たびたび曲相撲が出て来る。「相撲のメッカ松江」

にも書かれている。相撲評論家の小島貞二氏は、

これを現在の「初っ切り」と解釈されている。

なお、松江市指定文化財の「櫂伝馬踊り」の中の

「采振り」が、曲相撲の名残という説もある。

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◯◯相撲(その94)

2018年07月27日 | 日記

【高覧相撲】

余り目にしない言葉であるが、高覧とは

大名が観覧する相撲である。『北奥文化』

24号で佐藤文孝氏が、弘前城主が正徳か

ら宝暦にかけて、たびたび高覧していた

ことが記されている。その後の城主も高

覧記している。尾張侯の高覧もある。

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◯◯相撲(その93)

2018年07月26日 | 日記

【信願相撲】

前回の施餓鬼相撲の最後に、埼玉県秩父市荒川の千手観音堂を

書いたが、これは船川の信願相撲と言われるもので、心願相撲

ともいわれる。この相撲も古く江戸時代からという。毎年8月

16日の千手観音の縁日に行われ、相撲は各二番取り最初勝った

ほうは次は負けることになっている。関東三辻の一つといわれ

る。

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◯◯相撲(その92)

2018年07月25日 | 日記

 【施餓鬼相撲】

施餓鬼とは主に禅宗において、盂蘭盆会に亡者に飲食を施す法会であるが

この日に相撲を取る所がある。千葉県成田市佐野の県(あがた)神社、現在

の五社神社で盂蘭盆の8月24日に近い日曜日に行われる。江戸以来の伝統

である。「朝相撲」とか「厄除け相撲」とも呼ばれる。

明治26年7月19日に浅草北清島町の報恩寺で、年寄木村瀬平の発起で施餓

鬼相撲が取られたという。

埼玉県秩父市荒川の千手観音堂でも施餓鬼相撲が取られるが、それは次回

にて記す。

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