相撲のうちわ絵のその5は、横綱力士が鯛を手にするものと、
名古屋場所のものである。左の横綱は当時、人気絶頂の吉葉山
である。鮮魚店の宣伝用に作られた。右の名古屋場所のものは
金山体育館時代に、館内で配られたものである。あの当時は冷房
装置がなく、南洋場所と呼ばれた。
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相撲のうちわ絵の現物を紹介する。左は幕末から明治にかけて鹿児島城下の
著名人を、少年期の相撲の取り組みを描いたもの。右は酒店の広告で、横綱
力士が酒杯を持っている図である。いわば明治の引札そのもので、うちわの
裏に商店名をもってきただけである。両方とも昭和戦後である。
相撲のうちわ絵のその3は、横綱力士が看板を掲げて
いる図である。看板の部分に商店名が入るのである。
これも、うちわの竹骨に貼られる前の、石版画である。
相撲のうちわ絵のその2は、こども相撲の取り組み
を、女性がうちわで扇いでいる図である。銀色を配し
て豪華な石販刷りとなっている。これもうちわになる
前のもので、下部に商店名が入る前のものである。
時節柄、相撲関係の古いうちわ絵を紹介する。
これは明治末期の東西力士の割を図案化した
ものである。印刷品ではない。まだ、うちわ
として完成していないもので、中央の空いて
いる所へ商店名を入れるた、いわば動く引札
と言えよう。
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