スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

香港国際レース展望&別の難題

2008-04-24 19:39:44 | 海外競馬
 香港の国際レースは12月の中旬ともうひとつが4月下旬。今年は27日で日本から2頭の馬が参戦を予定しています。
 メーンとなるのが芝2000メートルのクイーンエリザベス2世カップで,ここには昨年の有馬記念を勝ち,今年の初戦となった日経賞を快勝したマツリダゴッホが出走予定。単純に能力だけでいうならば間違いなく勝ち負けできるレベルの馬ですが,この馬は中山競馬場専門のような感じもあり,中山で発揮しているパフォーマンスを香港でも示すことができるのかということが第一の課題。いい換えれば,相手関係よりも,コース等の舞台の方が問題のような気がします。十分に力を出せた場合,この馬に立ちはだかるのは昨年のこのレースを制した地元のViva Patacaということになるのではないでしょうか。
 もうひとつ,芝1600メートルのチャンピオンズマイルがあり,こちらには昨年の富士ステークスを勝ったマイネルシーガルが出走。ただこの馬の場合は日本でもトップクラスの力があるとはいえませんので,僕は苦戦するのではないかと思っています。またこの路線は香港の馬が強いです。
 2頭とも美浦の国枝栄厩舎の所属。僕の展望とは別に,奥村武調教助手はそれなりの自信をもって挑むようです。馬の方は19日に現地に到着し,最終調整が続けられています。

 明日は一宮の北京五輪日本選手応援競輪が決勝を迎えます。並びは佐藤-竹内の北日本に渡辺。古屋-武田-北村の関東。山内-笠松の愛知。守谷は単独。悩みますが佐藤選手から。

 アキレスが走り始める地点をX,亀に追いつく地点をPとし,直線XP上にあってPともうそれ以上の隙間がない地点をQとおけば,QはXとPの間にあるわけですから,アキレスが直線運動をする限り,Qに到達することなくPに到達するというのは,どう考えてもおかしいように思えます。そこで今度は逆に,アキレスはQに到達した後に,Pに到達するものと考えてみることにしましょう。しかしこの場合にも,最初の難題とは別の難題が生じてしまうのです。それは,アキレスがQに到達した時点で,亀はどの地点を進んでいるのかということです。
 もちろんこのとき,亀はQにはいることができません。アキレスがQに到達したときに亀がQにいるというのは,アキレスがQで亀に追いついたということを意味し,アキレスはPで亀に追いつくという前提に反するからです。
 しかし同様に,Pにいることもできません。なぜなら,アキレスがQにいるときに亀がすでにPにいるならば,これはPではまだ亀はアキレスに追いつかれていないということを意味するのであって,やはり同様に前提に反するからです。
 もしも亀がいることができる地点があるなら,それはQとPの間しかありません。ところがこれは,QとPの間には隙間がないという前提に反しますので,亀はそこにもいることができないのです。
 亀がQよりXに近い位置にいること,またPより先にいることができないことはいうまでもありません。したがって,アキレスがQにいるとき,亀はいることができる地点というのがどこにもないのです。いい換えればこれは,アキレスがQに到達したとき,亀はどこにもいないと主張しているに等しいのではないかと思います。

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