スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

書簡四十三&水曜の夕食

2017-05-19 19:24:35 | 哲学
 フェルトホイゼンLambert van VelthuysenからオーステンスJacob Ostensに宛てられ,それがまたスピノザに送られたのが書簡四十二です。これに対してスピノザが反論し,オーステンスに送り返したのが書簡四十三になります。フェルトホイゼンは書簡四十二を書いて時点では『神学・政治論Tractatus Theologico-Politicus』の著者がだれであるかを知らなかったふしが窺えますが,オーステンスはそれをスピノザに読ませたのですから,スピノザが著者であることを知っていたことになります。そしてスピノザは書簡四十三をオーステンスに送ったのですが,それはフェルトホイゼンが読むことを前提としていました。少なくとも,フェルトホイゼンに対してあまりに非礼と思われるような内容があれば,その部分を削除するなり訂正するなりしてくれと,書簡の最後の方で依頼していて,オーステンスがどういう処置をしたかは僕には不明ですが,反論のおおよその内容はフェルトホイゼンも読んだのではないかと思われます。なのでそのときに,フェルトホイゼンが『神学・政治論』を書いたのがスピノザであると知った可能性もあるでしょう。
                                     
 反論の内容は個別に何度か示していますのでここでは詳しくは立ち入りません。スピノザはまず,フェルトホイゼンがスピノザの生活態度をみれば,無神論者ではないことを是認するであろうといっています。
 この後で,『神学・政治論』で示されている内容についての反論が展開されます。フェルトホイゼンはその内容が思想的な意味での無神論と解し,そのゆえにスピノザが無神論者,すなわち敬虔pietasではない人間と解したのですが,フェルトホイゼンがスピノザの主張を無神論と解する根拠に対する反論がこの部分では説明されます。そしてその中心をなすのは,神Deusが本性natura,essentiaの必然性necessitasによって一切のことをなすということは,神を運命に従属させることではないという点です。
 このゆえにスピノザはフェルトホイゼンを,『神学・政治論』を読むのに相応しくない人物であると断定しました。しかし後のユトレヒトでの滞在中にフェルトホイゼンと面会したスピノザは,その認識を改めるに至ったのです。

 7月2日,土曜日。妹の土曜出勤。この日は物品の販売でした。母が木曜日の説明会のとき商品製作のボランティアに参加したのは,この日に販売する物品の製作でした。
 7月3日,日曜日。妹のピアノのレッスン。この日は午後5時からでした。
 7月9日,土曜日。ガイドヘルパーを利用しました。この日はカラオケでした。
 7月10日,日曜日。母と妹が美容院へ。また,この日は参議院議員選挙の投票日でした。僕はWINS横浜へ馬券を買いに行き,その帰途に投票するというのがこれまでのパターンでした。ただ,この日は帰途に別に寄らなければならないところがあり,そこからの帰りに投票を済ませるというのは,投票所の所在地との関係から不便でした。なので投票はせずに帰宅し,午後から改めて投票に行っています。投票所は地区センターで,僕が住んでいる町内にあります。歩いて2分ほどの場所ですから,投票に行くということ自体は負担にはなりません。
 7月11日,月曜日。この日は長者町に出掛けていました。その帰りのバスの中で,以前によく会っていた,小学校と中学校時代の同級生に久しぶりに会いました。僕は長者町には週に2回か3回は出掛けていて,いつも同じ時間に帰ることができるとは限りませんが,乗車するバスは3本のうちのどれかです。長らく会わなかったのは,この同級生の方がその時間帯のバスに乗るのが久しぶりだったからのようです。
 7月15日,金曜日。母とお盆の墓参りに行く予定を立てていましたが,中止しました。これは豪雨になってしまったためです。磯子区内の特定の地域は崖崩れが発生する可能性があるということで,一定程度以上の降雨が予想される場合には避難勧告が発令されます。この日もその勧告が発令されるような大雨でした。
 7月17日,日曜日。妹のピアノのレッスン。この日は午後5時半からでした。
 7月20日,水曜日。Kさんが家に来て,夕食を食べて帰りました。この日から,基本的に水曜日はKさんが来て,一緒に夕食ということになっています。Kさんはひとり暮らしになっていますから,週に1度くらいは大勢でという母の配慮でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする