スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典帝王賞&新薬

2012-06-27 20:40:10 | 地方競馬
 回避した有力馬も多く,やや混戦模様となった第35回帝王賞
 大外からエスポワールシチーが出ていきましたが内からランフォルセの逃げに。これは個人的には意外でした。エスポワールシチーが2番手に控え,外の3番手にゴルトブリッツ。インに潜り込んだのがミラクルレジェンドで中にテスタマッタで外にボク。トーセンルーチェ,オオエライジンまではほぼ一団となっての追走。前半の1000mは61秒6ですから,スローペースであったといっていいかと思います。
 前を形成した馬の中からはオオエライジンが最も早く脱落。4コーナーでエスポワールシチーがランフォルセに並ぶとランフォルセも直線半ばでは一杯。これらの外に持ち出されたゴルトブリッツが鮮やかに突き抜け,3馬身半の差をつけての快勝。インを突いたテスタマッタ,大外を後方から追い上げてきたシビルウォーの2頭はかなり迫りましたがエスポワールシチーが2着を確保,テスタマッタが3着でシビルウォーは4着まで。
 優勝したゴルトブリッツは前々走のオープン,前走のアンタレスステークスと連勝できていて,3連勝。重賞は昨年のアンタレスステークスとマーキュリーカップも勝っていますが,大レースは初制覇。この路線の本当のトップは不在でしたから何ともいえない面はあるのも事実ですが,大混戦の2着争いを尻目に抜け出して勝ったわけですから,少なくともそのクラスに接近する力をつけてきていると考えていいでしょう。JRAデビューも勝てず,3歳の10月に転入した門別でようやく初勝利をあげた遅咲きの馬ですから,むしろ今後の活躍が楽しみです。父はスペシャルウィーク,叔父にディープインパクト。Gold Blitzはドイツ語で金の稲妻。
 騎乗した川田将雅[ゆうが]騎手は先月のオークス以来の大レース制覇。管理している吉田直弘調教師は昨秋のJBCスプリント以来の大レース制覇。帝王賞は共に初勝利。
                         

 合併症の抑制のほかにもうひとつ,この日にМ先生からあった話は,その主旨としては,いずれは現在よりももっと良い薬物が開発されることになるであろうという意味にしか僕には解釈できないものでした。ただ,М先生はそれがどのようなものであるのかということを具体的に示したわけではありませんでしたから,どのような意図があっての発言であったのかは,僕には理解しかねます。
 血液中の糖分が細胞内に取り込まれるために必要とされるホルモンはインスリンだけです。いい換えれば,インスリンだけが血糖値を下げることができるのです。したがって常識的に考えるならば,インスリンの代用となるような新薬が開発されるということは,あり得ないのではないかと思います。だから僕は少なくとも,М先生がそのような意味でこうしたことを述べたのではないと考えています。ただ,インスリンの種類というのはいくつかあるわけで,これまでにはなかったような種類のインスリンが開発されるという可能性は,ないとはいえないだろうと思います。また,僕の場合はインスリンの注射は強化インスリン療法といわれている,1日に4度の注射をする方法を採用しているわけですが,これをもっと簡単な方法で済ませることができるようなインスリンが開発されるということも,これは実際にこの薬物療法を行っている僕自身の希望的観測込みとなってはしまいますが,やはり可能性としては0ではないのだろうと思います。それに,インスリンというのは血糖値が高くなっているときにのみ必要なホルモン,あるいは僕の場合には薬物なのですから,もしもそれに合わせて作用するような方法が開発されたなら,これは副作用としての低血糖の発症を抑えることができるということになりますから,僕としては非常にありがたいことです。
 ただし,こうした新薬が開発されるであろうということを,М先生が,医師としてすでに得ているような何らかの根拠をもって言ったのか,それとももっと一般的な未来の予想として言ったのかも僕には分かりません。ですから僕はそれに期待しているというほどではないのですが,こうしたことばというのは,どうしても患者の胸には残ってしまうものなのです。
コメント
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