スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

帝王賞&眼科の選択

2010-06-30 20:39:19 | 地方競馬
 個人的にはレース史上最高と思えるくらいの豪華メンバーによる争いとなった第33回帝王賞
 フリオーソかスマートファルコンの逃げになるだろうと思っていたのですが,どちらも抑えましてサクセスブロッケンの先導。フリオーソとスマートファルコンが続き,マコトスパルビエロを挟んでカネヒキリ,ヴァーミリアンも続きました。最初の1000mは60秒4ですからハイペースといえるでしょう。
 直線に入るあたりでフリオーソがサクセスブロッケンに並び掛けると手応えの差は歴然。あっさりと交わしたフリオーソが直線でもしっかりと伸び,2馬身半の差をつけて快勝。わりと前にいた組ではカネヒキリだけが伸びてきて2着。中団から末脚を発揮したボンネビルレコードが3着。
 優勝したフリオーソは昨年のダイオライト記念以来の勝利で,大レースは一昨年の帝王賞以来の4勝目。少し陰りが出てきたのかと思わせてまた復活するという不思議な馬。勝ててはいなかったものの順調に使われていたことがここで生きたように思います。馬名はイタリア語で猛烈に。一般的には音楽用語とのこと。
 鞍上の大井の戸崎圭太騎手は今月は東京ダービーも制しています。大レースはこの馬の帝王賞以来で帝王賞は2年ぶりの2勝目。管理している船橋の川島正行調教師もこの馬の帝王賞以来の大レース制覇で,こちらは2003年と2006年にも制していますので帝王賞は4勝目になります。

 僕の家からそれほど離れていないところに,H川という1本の人工の川がほぼ南北に流れています。この川の反対側,つまり僕の家からはこの川を渡った向こう岸には国道が川と平行して走っています。川には多くの橋が架かっていますが,僕の家から最も近いのが家からみて南側のS橋で,次が北側になるN橋。このN橋を渡って国道を突っ切って少し奥に入ったところに,М眼科という開業医があることを僕は知っていました。ここが僕の家からは最寄りの眼科ということになります。
 検査のためだけにわざわざ遠方の眼科まで出向くというのはあまりに馬鹿らしいことですから,僕は最初,ここで検査を受けようかと思っていました。それでそのことを家族に話したのですが,反対を受けてしまいました。
 この反対には理由があります。僕の祖母,といってもこれは現時点で同居している母の母のことではなく,もう20年近く前に死んだ父の母のことですが,この祖母が目の不調を訴えてこの眼科で受診したことがありました。そのとき,その眼科医は,よくなるということはないかもしれないがこれ以上の悪化は必ず阻止するということで点眼薬を処方しました。それで祖母はこの点眼薬を使いつつこの眼科に通ったのですが,目の方はよくならないばかりかむしろ悪くなっていきました。このために父や母が心配しまして,大学病院に連れていったところ,網膜剥離と診断され,すぐに入院して手術を受けるということになったのです。
 20年前に死んだ祖母の話ですから,祖母がこの眼科を受診したのはもう30年とかそれくらい前のことになります。僕はこの眼科には行ったことがありませんから,確たることはいえませんが,眼科の名前は変わっていなくても,おそらく医師は代替わりしているのではないかと想像されます。このМ眼科のMというのは,苗字とも受け取れるしそうではないとも受け取れる微妙な名称なのですが,いずれにしても,明らかに誤診と思わざるを得ないような診断をかつて祖母にした眼科での受診に家族が反対することは,理がないことであるともいえません。ということで,僕は別の眼科で検査を受けるということにしたのです。
コメント
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