スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ベガ&名前

2009-04-21 19:13:29 | 名馬
 昨年のマイルチャンピオンシップを勝ったブルーメンブラットの父として紹介したアドマイヤベガは,母のベガが名馬にして名牝です。
 3歳1月のデビュー。2戦目に勝ち上がり,桜花賞トライアルのオープンを連勝。続く桜花賞も勝ち,4ヶ月のキャリアで早くも大レースを制覇。さらにオークスも連勝しました。
 この後,順調さを欠いてしまい,当時は3歳牝馬限定であったエリザベス女王杯に直行。さすがにぶっつけでは厳しく負けましたが,それでも3着に頑張りました。続いて有馬記念に挑むもさすがに相手が強く9着。しかしこの年の最優秀3歳牝馬に選出されました。
 この後,4歳の春に2戦しましたが,これは牡馬の一流どころ相手で大敗。そのまま引退となりました。
 アドマイヤベガは初仔。翌年の産駒がキャリア僅か2戦で挑んだセントライト記念を勝ったアドマイヤボス。さらに1年置いての産駒が大レースに7勝,JRA賞にも3度にわたり選出されたアドマイヤドン。競走生活と同様に,繁殖生活もあまり順調とはいえないのですが,それでもこの繁殖成績は競走成績以上というべきだと思いますし,近年でも1,2を争うような名牝といえるでしょう。

 木村石材店は,漢字の並びによって僕の印象に残りました。実はこの店の看板の文字は少し字体を崩してあって,そのためによけいに村という字が材という字に錯覚しやすいということもあります。しかしこれとは別に,文字の並びでいえばごく普通なのだけれども,それを発声してみるといささか珍妙にも聞こえる店の名前というものもあります。
 日本武道館で全日本プロレスを見た後,いつもではありませんが東京駅まで歩いていくということもありました。また,そうでなくても,学生時代は映画の試写会をよく観に行っていましたので,週に1度は東京都心に出ていました。なので当時は横浜を歩くのと同じくらい,東京も歩いていました。そしてそのようなときに都心を歩いていて,木津ガラス店というガラス屋を発見したことがありました。木津さんという方が営まれているガラス店なのでしょう。そういう意味ではそのままのネーミングといえます。しかしこのガラス店は,声に出して読むならばほぼ傷ガラス店と聞こえてしまうのではないでしょうか。そしてそう考える限り,ガラス店のネーミングとしてはまずいのではないだろうかという感じがして,今でも強烈な印象として残っています。
 似たようなのがもうひとつ。これは僕が見つけたのではなく,永久欠番となった友人が,電車の車窓から偶然に見た医院だそうですが,茂垣産婦人科。これも茂垣さんという医師の町医者なのでしょうが,もがき産婦人科と声に出されてみると,どうも難産になりそうな産婦人科に聞こえないこともないような気がします。こうしてみると,木津という苗字がガラス店にはあまりそぐわないように,茂垣という姓と医者の相性も,どうもいまひとつであるようです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする