スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

伊東温泉記念&第一部定理三二系一まとめ②

2006-11-13 21:37:53 | 競輪
 昨日の伊東記念決勝(映像)。
 序盤はやや牽制状態から矢口選手がSを取り,中団に武井選手で後方から山崎選手。残り3周のバックから山崎選手が前を叩き,残り2周では先行態勢。矢口選手は中団を取ったのですが,残り1周のホームでは再び山崎選手を叩きに出ました。3番手の有賀選手が離れてしまい,丸山選手をどかして渡辺選手の後ろにスイッチ。先行争いは外の矢口選手が制し,山崎選手の番手の佐藤選手が3番手に切替え,さらにバックでは番手の伊藤選手の内に切り込んでいきました。この前段のもつれを捲っていったのが武井選手。矢口選手もかなり抵抗しましたが,4コーナーでは捲りきり,そのまま番手の渡辺選手の追込みを半車輪退けて優勝。渡辺選手がマークの2着で,ここにスイッチしていた有賀選手が3着。メンバーは入れ替わったものの,このラインで上位独占となりました。
 優勝した千葉の武井大介選手は競輪学校86期,26歳の若手選手で,記念競輪はこれが初優勝。ここ最近は好調という感じですが,ここは展開に恵まれた面も否定できません。山崎選手は少し張り切りすぎた感じ。市田選手もこの展開では自力を出す暇もありませんでした。

 明日から竜王戦の第三局。展開的には苦しい渡辺竜王ですが,ここを勝てば第四局は先手ですので防衛に向けて視野も広がるでしょう。佐藤棋聖の方は第二局の後も勝ち続け,放映されたNHK杯も含めて現在12連勝中です。

 なぜ神の本性に自由意志が属さないとスピノザが考えるのかといえば,最も単純には第一部定理三二で証明しているように,意志は思惟の様態であるから,そもそも自由意志というものは存在しないということになるのですが,これではなぜ意志が思惟の様態であると(神の本性に属するような絶対的意志ではないと)考えなければならないのかということが不明です。
 そこでそれを考えなければならないのですが,その前提には,もしも神の本性に自由意志が属するのであれば,神はその自由意志によってありとあらゆることをなす,いい換えれば,自然のうちに(思惟に属するものも含めて)生じる事柄のすべての原因は神の自由意志であるということがあります。
 そしてこの前提から,神の本性には自由意志は属さないということを証明していくのですが,それには4つの方法があります。①完全性による説明。②意志の意味による説明。③原因と結果による説明。④本性の永遠性による説明です。ここはまとめなのですが,一応は順にすべてを採り上げることにします。
コメント
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