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竜王戦の挑戦者決定戦の第一局は振駒で後手番になった丸山九段が得意の一手損角換り。これに対して佐藤棋聖は早繰り銀で対抗,すぐに3筋の歩を交換しました。その後,互いに玉の整備をした後,佐藤棋聖が右の金を5九~6八~5七~5六と繰り出していき中央を制圧。どうやらこの辺りで先手がペースを握ったとみてよさそうです。その後の丸山九段の反撃は,おそらく先手玉に対する攻撃としては最善か,そうでなくとも最善に近いものであったと思うのですが,攻め合いではどうしても足りず,2二の玉が中団から6筋に追われ,そのまま投了に追い込まれてしまいました。将棋としては佐藤棋聖の完勝といっていいでしょう。これで佐藤棋聖の先勝,竜王挑戦にあと1勝となりました。第二局は9月4日に指されます。
ちょっと話が錯綜してきた感があるので,一旦まとめます。個々の因果関係のすべてにある必然的な関係があることを認めたとしても,公理三のふたつの意味のうち強い意味の方は,それら個々の必然性を同一の必然性として統一するような何かが前提されていなければ成立しないと僕は思います。そしてそれは,定義八でいわれている永遠なものであり,したがって定義一からして自己原因であり,したがって定理七から実体でなければならないでしょう。しかしここでは,定義三は名目的であるという理解なので,公理三の強い意味を背後で支える何かが実在するということにはなりません。そこでここからは,そうしたものが実在するのかどうかを考えていくことにします。
竜王戦の挑戦者決定戦の第一局は振駒で後手番になった丸山九段が得意の一手損角換り。これに対して佐藤棋聖は早繰り銀で対抗,すぐに3筋の歩を交換しました。その後,互いに玉の整備をした後,佐藤棋聖が右の金を5九~6八~5七~5六と繰り出していき中央を制圧。どうやらこの辺りで先手がペースを握ったとみてよさそうです。その後の丸山九段の反撃は,おそらく先手玉に対する攻撃としては最善か,そうでなくとも最善に近いものであったと思うのですが,攻め合いではどうしても足りず,2二の玉が中団から6筋に追われ,そのまま投了に追い込まれてしまいました。将棋としては佐藤棋聖の完勝といっていいでしょう。これで佐藤棋聖の先勝,竜王挑戦にあと1勝となりました。第二局は9月4日に指されます。
ちょっと話が錯綜してきた感があるので,一旦まとめます。個々の因果関係のすべてにある必然的な関係があることを認めたとしても,公理三のふたつの意味のうち強い意味の方は,それら個々の必然性を同一の必然性として統一するような何かが前提されていなければ成立しないと僕は思います。そしてそれは,定義八でいわれている永遠なものであり,したがって定義一からして自己原因であり,したがって定理七から実体でなければならないでしょう。しかしここでは,定義三は名目的であるという理解なので,公理三の強い意味を背後で支える何かが実在するということにはなりません。そこでここからは,そうしたものが実在するのかどうかを考えていくことにします。