裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

改元前の大偉業

2019-04-30 23:35:32 | 試合
平成最後の世界卓球となった2019年ブダペスト大会

日本代表は女子ダブルスと混合ダブルスの2位をはじめ,各選手とも最後まで本当によく戦ってくれたと思う。

ただそれ以上に,注目の男子シングルス決勝が気になってしまったので,今日はその事を少し。

決勝のカードは馬龍ファルク


ITTFから早くも動画がされていたので。

試合は両者とも前陣を中心にした速攻合戦

馬龍が前陣ドライブを繰り出せば,ファルクがミート打ちでこれに応える

1・2ゲーム目はストップからのドライブ等の連携で馬龍が取るが,3ゲーム目はリスキーなまでにミート打ちを叩き込んでファルクが取り返し,4ゲーム目へ。

4ゲーム目も両者一歩も引かない展開で後半に向かうが,9-7とファルクがリードしたところで馬龍がロングサービスで勝負に出て2点をもぎ取り9-9。

その勢いで競り合いを逆転勝ちしていよいよ5ゲーム目に移行する。

とにかく突っ走る馬龍と,途中でにじり寄るファルク。

最後はファルクがカウンタースマッシュをネットミスして,馬龍が頂点に立った

これで15・17・19年と男子シングルス3連覇,何とあの荘則棟(61・63・65年優勝)以来の快挙を達成したことになる

まさか生きててこんな記録をリアルタイムに知ることになろうとは思わなかった

今はとにかく,日本代表と並んで純粋にその苦労を労いたい

なお,決勝に出て来たファルクについては,改元後に書く予定

では,See you in 令和

平成最後の世界卓球

2019-04-24 23:52:38 | 試合
21日から行われている世界卓球2019

平成最後の今大会は,水谷を筆頭に若い世代が続々と飛び出して行っている。

先ほど後輩からの連絡で,水谷は3回戦までしか行けなかったという

女子においては,妥当中国に自信を持っていた伊藤美誠も,今回は比較的早くに負けたとの事

それでも他の種目が残っているし,シングルスも男女共に,張本智和や石川佳純をはじめ,生き残りまだまだ多い

令和の時代を前に,そしてそのすぐ先のオリンピックを前に,シングルスで日本から頂点に立つ選手は出てくるのだろうか……。

では,また

平成ペンドラの片割れ

2019-04-20 23:52:15 | 選手
平成もいよいよ残すところあと10日を切ってしまった

と言うことで,これが恐らく平成最後になるであろうと思われる選手紹介へ

今回紹介するのは中村謙吾

作新学院から駒沢大学を経て,神奈川県は座間にある龍門卓球場なる道場でコーチをしている。

駒沢大学と言うことは,このブログでも紹介した桑原勇希の後輩にあたる。


双子の弟(兄?)・詳吾との兄弟対決

若干小さめな体格とそのスタイルから,パット見劉南奎を彷彿とさせる。

ドライブでの引き合いも十分できるが,両ハンドの攻守もそつなくこなす,ステディーな戦い方が特徴だ。

時折攻められた後にペンでありながらたまにフォアカットするところがまたちょっと面白い

平成世代の貴重なペンドラをご覧になりたい方は,是非龍門卓球場へ足を運んでみてはいかがだろうか。

では,また

深紅の彗星

2019-04-12 23:59:54 | 選手
このところズボンの紹介ばかりしているので,たまには選手紹介とでも行くか

今回紹介するのは李恵芬

1963年10月14日,河北省石家庄市出身で,主に80年台後半から90年代にかけて活躍した。

同世代の江加良と同様,左押し右打ちのペン速攻型の最後の世代の1人でもある。


1986年のアジア競技大会より,リ・ブンヒ戦。

菜〇緒クラスのスラリとした身長から繰り出されるハイトスサービスからの,小気味良い速攻が持ち味。

バックサイドの守りは硬く,動画の様に左利き相手にもそう簡単に負けはしない。

尚且つ強く押すプッシュや横回転を織り交ぜたショートで変化をつけている点もポイント

この安定感のある攻守で,ソウルオリンピックではシングルス銀メダルを獲得している。

昔とある技術本で松下電工(古っ)のユニフォームでの連続写真を見た事があるが,恐らくは当時の日本リーグに参戦していた経験もあったと考えられる。

現在では香港で卓球場を経営し,コーチとして後進の育成に努めている。

では,また