裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

周防の若鮎

2020-02-26 14:35:12 | 選手
前回はレジェンド・ロゼアヌを紹介したので,今日もまた同じ時代の選手をピックアップ

今回紹介するのは田中良子

典型的なペンホルダーの攻撃型で,1950年台を中心に活躍した選手の一人である。


1954年世界卓球の決勝より,ロゼアヌとの一戦。

女王ロゼアヌの安定したカットに対し,ループドライブで慎重に粘り,時折ストップを入れて緩急をつけているのが分かる。

チャンスボールに対しては,今でいうシュートドライブに近いような流し打ちも披露

結果的には敗れはしたものの,途中で1セットを奪う善戦ぶりを見せた

ちなみに彼女自身,選手としては早くに頭角を現しており,まだ高校生だった1949年には全日本チャンピオンにまでなっている

しかもシングルスのみならず,混合ダブルスではあのバタフライの創業者でもある田舛彦介氏とも組んで2冠を達成している

ただ,現役時代以降,今に至るまでの消息については,まだまだ分かっていないことが多い。

全日本チャンピオンになった時点で高校生2年と言うことだから,1930年台前半生まれで,生きていればもう80代後半と言うことになる。

今もお元気でらっしゃるのだろうか……。

では,また


1 コメント

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Unknown (西川康子)
2022-10-18 06:16:11
こんにちは
ここにある『周防の若鮎』は私の叔母です
びっくりしました 偶然見つけました
叔母は現在91歳で元気にしております
この記事を見せたら大変喜んでおりました
この試合の動画は見たことがなかったそうです
ありがとう御座いました
田中良子に代わりまして御礼申し上げます

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