裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

祭りの国のテクニシャン Part3

2019-09-29 22:48:08 | 選手
いつもより早く目が覚めてしまい,寝ぼけまなこの状態でパソコンに向かっている次第

それでも勢いで,選手紹介に参ります

今回紹介するのはブルーノ・バイタル

1982年12月15日生まれの,ブラジルの選手の1人である。


以前紹介したジェフ・ヤマダとのペンホルダー対決

小柄ながら豪快なプレーをするジェフとは対照的に,恵まれた身長でショートを軸にして戦うスタイル。

ドライブのスイングも小さめで,どこか蒋澎龍を彷彿とさせる。

それでいてドライブ同士の引き合いもやってのけるバランスの良さも光る

全体的にテクニカルのドライブマンと言う印象が強い

動画では日ペンを使っているが,ネットで画像検索すると中ペンを使っている写真も見かける。

実際のところはどうなのだろうか?

引用はこちら

では,また

祭りの国の巨漢の影から

2019-09-28 23:54:10 | 選手
月前半に更新ほったらかしにしていたせいで,ネタに事欠くピンチに見舞われたつい先日,YouTubeを見ていたら気になる選手を見つけたので,今回はその人物をご紹介

今回紹介するのはクラウディオ・マサード

ブラジルの選手と言うのはすぐに分かったが,まだまだ分からないことがあったので,ネットで調べて見た

画像を色々と検索してみると,どうも表ソフト速攻型のようだ。

年齢及びキャリアに関しても最初は分からなかったのだが,Facebookのアカウントがあったので早速チェック

紹介文がポルトガル語なので,翻訳してみたところ,1997年に12歳でプレーを始めたとあったので,生まれは1985年と思われる。


実際のプレーの様子。

でっぷりと大柄な体型とは対照的に,バックサイドの堅実さの目立つ,テクニカルな速攻型と言う印象がある。

しかし何よりも特筆すべきは,ミドルに返球された時の対処法である。

ペンホルダーのショートによるミドル処理となると肘を横に突き出す形になるのは当然だが,彼は何とその要領でプッシュするのである

しかも同じようなスイングで,許昕の横回転ツッツキにも似た,相手のフォアサイドに流れるショートまでやってのける曲者ぶり

そのユニークなつなぎで,最後はスマッシュに結び付けるのだから相当なものだ

今の国際舞台には彼みたいな癖の強い人間がもっといてもいい気がするのだが……。

では,また

紅い巨木

2019-09-20 23:52:41 | 選手
某医療系のドラマみたいなタイトルでスンマソ

ネタ切れを感じつつもなりふり構わず書き連ねていく

今回紹介するのは王励勤

1978年6月18日に上海で生まれ,2000年台の中国ナショナルチームを牽引したスター選手の1人である。

少なくとも185㎝はあろうかと思われる恵まれた体格の持ち主で,パワードライブから台上技術及びブロックに至るまで,各種テクニックを高度なレベルで使いこなした。

その持ち前の力とは裏腹に,代表選手としてのキャリア前半は精神面の脆さを露呈し,思わぬ形で逆転負けを喫することが多かった(2003年世界卓球でのシュラガー戦は有名)。

しかしその後,アテネオリンピックが終わってから精神的な弱点を徐々に克服し,2005年と2007年の世界卓球ではシングルスでチャンピオンに帰り咲いている。


選手時代のハイライトの1つ,2007年世界卓球より。

こちらの試合でも言えるのだが,特にペンホルダーに対し,バックサイドに詰めてから空いたフォアを突くと言うパターンを得意としていた。

試合前半でも馬琳に3-1とリードされていたのだが,落ち着いて試合を組み立ててから一気に調子を取り戻し,劇的に逆転勝ちをおさめている。

ちなみにオリンピックではシドニー大会でのダブルスの他,北京では団体で優勝しているが,シングルスで戴冠することはなかった

現在は地元・上海の卓球・バドミントンの管理センターの主任として後進の育成に当たっている。

では,また

The killer god of triumph

2019-09-17 23:59:16 | 選手
一時期の厳しい暑さが過ぎ去ったのは良いが,また更新をすっぽかしてしまった

気力があるうちに,それまでのこだわりを捨ててでも続けよう

今回紹介するのは陳杞

1984年4月15日,江蘇省出身の35歳で左シェークドライブ型で,荒々しくもスケールの大きいラリーを繰り広げるのが特徴だ。

持ち前のパワーで相手を圧倒するその姿から,中国国内では殺神という愛称が定着しているほどでもある。

国際舞台には2003年頃から登場し,当時の卓球誌でも「末恐ろしい」との声が大きかった。


2007年世界選手権より。

シングルスでももちろん活躍していてはいたが,特にダブルスで強さを発揮することが多い。

2003年のプロツアー・グランドファイナル優勝を皮切りに,翌年のアテネオリンピック,少し遅れて2007年と2009年に世界選手権,いずれもダブルスでタイトルを取っている。

この試合でもそうだが,特に終盤で好調ともなると,打点とか関係なくフルスイングしている。

ただ,調子がいい時は良いのだが,雑になってしまうと崩れて行ってしまうのが玉に瑕。

現在では故郷・江蘇省のチームのコーチを務めているという。

では,また

Beauty @ 備前

2019-09-11 15:23:40 | 選手
残暑の厳しさには流石に敵わず,しばし放置してしまっていたorz

また気合を入れ直して,選手紹介をしてみる

今回紹介するのは,中島慶子

平成10年代当時の高校生としては珍しいペン表ソフト速攻型で,岡山が誇る名門・就実高校のOGである。


2006年インターハイ,女子ダブルス決勝より。

パートナーとなっているシェークの人物は,こののちシングルスで奇跡を起こす宇土弘恵

リストをちょっとオーバーに曲げたグリップで,切れのある速攻を繰り広げるのが特徴。

一見やりにくそうに見えるが,この試合を見ても分かるように,時折台上技術で絶妙なコース取りを披露することも。

インターハイにおいては団体戦・個人戦ともにダブルスで起用されることが多かったようで,入学直後の2004年インターハイでは早くも決勝(個人戦)に進出し,2位と言う実績を得ている。

高校卒業後は関東の名門の1つ・中央大学を経て,現在は広島日野自動車に属して活躍しているらしい。

では,また