裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

浪速の速攻ギャングスター

2020-09-13 20:22:23 | 選手
今月に入ってから更新が滞り気味なので,急ぎ足で選手紹介を

今回紹介するのは,下山 隆敬

1985年11月26日,大阪府生まれの今年35歳

戦型は左シェーク前陣速攻型で,フォア裏ソフト,バック表ソフトの異質スタイルである。

前陣での苛烈なドライブ攻撃に加え,バックは表ソフトによるミート打ちでバチバチ弾いて攻める,とりわけアグレッシブな戦いを得意とする。


平成15年度インターハイ男子シングルス決勝,岸川聖也との一戦。

文字通り前陣を死守し,最後まで台から離れようとせず,レシーブでも積極的に払っていく様子がうかがえる。

その荒々しさは,元中国代表の陳杞を思い起こさせる。

ちなみに当時の卓球王国の使用用具の欄に載っていたのだが,バックの表ソフトに関してはこの当時のレベルが好むようなスポンジが分厚いものではなく,ちょっと薄めのものを選んでいて,これによってミート打ちにも変化を出しやすくしていたのだろうと思われる。

その後,インターハイで決勝にまで行った彼は,早稲田大学に進学し,インカレで青森大学の連覇を阻んだりするなどして早稲田黄金期の立役者の一員となり,他大学との抗争に身を投じた

ちなみにこの当時のチームメイトの1人に,先月紹介した時吉祐一もおり,下山とは同い年の同期に当たる。

卒業後は協和発酵キリンに入社し,全日本社会人選手権での優勝経験を経て,2015年度全日本選手権を最後に現役を引退している。

ちなみに何年か前の卓球王国で見たのだが,確か結婚もして子供もいたような……。

では,また