裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

古の〇〇カット Part2

2018-04-25 14:43:32 | 選手
だいぶ前ではあるのだが,ペンカットについて紹介したと思う。

その時に取り上げたのは海外ネタだったのだが,ちょっと前にYouTubeのWRM-TVのチャンネルを見ていてびっくりした動画があったので


それがこちら。

九州で行われたある大会での様子。

奥にいる選手が,その幻のペンカット型である。

フォアは裏ソフトのようだが,バックだけが何なのか少しわかりにくい

それでもカットを切ったり切らなかったりと変化をつけ,ストップやツッツキが浮けばすかさず攻撃

しかもラケットは角形で,音からして単板に聞こえなくもない。

確かに角形だとヘッドに重心がある分,スイング時の遠心力を生かして回転をかけやすそうではある。

また,元々攻撃向けの形状だけあってチャンスボールも仕留めやすい。

それを考えたらこの選手のやっていることは理に適っていると言えるし,また新鮮にすら感じる

シェーク一辺倒の時代にあって,まさにオンリーワンをアピールする存在だ。

ちなみにこのお方は九州工業大学で先生をしていて,全国大会も経験しているとの事。

では,また

中央大のペン表

2018-04-13 23:55:53 | 選手
3月に用具ネタが重なったため,久々に人物紹介

タイトルからして出落ち感があるが,今回は中央大学で名を馳せた選手を少し。

今回紹介するのは柏木有希

読み方が読み方だけに,某グループのメンバーの一員と勘違いされる方も多いかと思うのだが,さにあらず。

こちらは全くの別人。

かつての80年代の中国選手を思わせる,右打ち左押しスタイルのペン表ソフト速攻型で,特にバックショートには変化をつけて戦うのが特徴的。


学生卓球界で最強の名を欲しいままにした孫博との一戦。

両ハンドドライブが持ち味の孫選手ですら,横回転系(あるいはナックル性か)のショートに手こずってしまっている。

そしてチャンスポールにはすかさず打って出る,ペン本来の攻撃性は好印象

時期は忘れたが,その美貌ぶりから,中国メディアに一時期注目を浴びていた事を,家にある卓球レポートのコラムで見た事がある。

大学卒業後は東京電力を経た後,結婚して子供もいるそうだ。

では,また

アジアカップの衝撃

2018-04-08 23:58:18 | 試合
多忙が重なったうえにちょっとだけ体調を崩してしまったため,またもや放置してしまった

若干鮮度落ちしてしまうようだが,ネットで衝撃的なニュースを見たので,今日はその件を少し。

つい先日,横浜で行われているアジアカップの予選で,全日本チャンピオンの張本智和が,何とあの樊振東に勝利したとの事

しかも樊振東は現在世界ランク1位

それを張本は予選とは言え打ち破ったのだから凄い


YouTubeより,試合のダイジェスト。

両者とも戦型が近いという状況で,樊振東の方が有利かと思われた。

しかし,張本は持ち前の強気のプレーで1ゲーム目を11-8で取ってしまう。

2ゲーム目は攻め切られて落とすものの,以降は徐々に復調していき,最終的には3-1で競り合いを制した。

この試合の張本の勝因なのだが,相手に先にミスが出てのもそうだが,競り合いの場面でストレートにボールを送ることで相手を揺さぶったのが大きかったと思う。

事実,最終ゲームはほぼこのパターンで得点して締めくくっている。

かつて世界チャンピオンの王励勤もこのパターンを使っていたが,張本は知ってか知らずか,勝負所でうまく使ったと思う。

何がともあれ,日本勢が世界ランク1位を破ったのは快挙

これで自信をつけて,次の東京オリンピックを目指してほしい。

では,また