サラの苑 院代崇正のブログ

熊本県ペットのお寺“沙羅の苑”。現在、沙羅の苑の院代を勤めている 蔵本崇正のプライベート日記を公開しています。

本物ということ

2010-07-26 18:15:26 | 崇正の独り言
今日は、となりのマンションがうるさくて朝3時から起きていますので、

妙なテンションでがんばりました。

そんな早起きをして何を考えていたかというと

「ブランド」ってなんだろう?ってこと。

朝から?と思いますよねー。


先日、ある洋服のお店をされているオーナーの方がお参りに来られました。

その時に、「今は、本物を手に入れるという意識が無くなってしまった」

という同意見で話が盛り上がりました。

私もそうですが、あの服が欲しいとか、ギターが欲しいとか、やっぱりどう考えても

今は手に届かない存在の物というものがありました。

いつか見てろよ!!みたいな。

しかし、今は気に入らなかったら捨てればいいというような、安物が横行しています。

とりあえず簡単に手に入る、といったその本物志向というか。

高いものがすべてじゃないとは思うのですが、安さとの戦いのなかで生まれたもの

じゃなく、本当に技術が洗練されたものであるとか、素材はこれなんだ! というような

熟成された逸品というものへのあこがれが薄れてきたように思います。


インターネットで少しでも安いものを。 海外で少しでもコストを落として。

もちろん競争社会の中でそうせざるを得ないだろうことも、現実としてあると思いますが、

何かさみしい。。。

日本の本当のブランド。。 made in japan じゃないけど、大切にしたいものが

本当にどんどんなくなっていく。 この合理社会のせいで。


あの大企業っていうのも、いかがなものでしょうかね?

大企業だとえばっている? けども、ちょっと風が吹けばリストラしか方法がなくて

とっても弱い。強く振舞っているけど実は弱いんだなーと、思います。

例えば、商店街の近くにお金の力で大きなショッピングモールを作る。

確かに儲かる。。けど競争に明らかに負ける人がそこにいる。

そして、その人と人との関係さえも壊してしまうような爆弾。

大企業って何やってるんだろう?


そんなことを考えておりましたら、朝になりましたが。。

守るべきブランド。 そしてそれをブランドだと思う哲学。

そういうものを無くしてしまって、大企業も日本も先はないんじゃないかな?

良いものは高くて当たり前。 そういうものを守っていけるような社会のしくみが

できればいいんですけどね。


この前もエール大学に行った、いわゆる超エリートの同級生とゆっくり話をしました。

合理性の先には何があるんだと。 問いますと、自分はそこにしかいたことがないから

わからないけど、最低限の幸せがあるんじゃないかなー、と言っていました。

私は立場上、合理社会と非合理社会の間を生きております。

その子にわかってもらいたかったのは、合理性しか知らなくて合理社会に生きるのと

合理社会を出た世界を知って合理社会に生きるのは全然違うよと伝えました。


合理社会の結末は、争いです。競争です。

本当に強い日本を作るには、


負けて勝つ!!


この精神だと思います。

いつまでも背伸びばっかりしてても、良い時は良い、駄目な時は駄目。

だけど、駄目な時でもどうどうと生きていけるような日本でありたいですね。



なんだか、コラムみたいになりましたが、書き留めておきます。



借りぐらしのアリエッティ

2010-07-21 22:53:50 | 崇正の独り言
今日は、本当に久しぶりにお時間をいただきまして家族サービス?が少し出来ました。

朝からは、九州108霊場の巡礼のお見送りでしたが、お昼からはお歌の練習でした。

というわけで、家族サービスと言いましても、レイトショーを見に行ってきました。


「借りぐらしのアリエッティ」


久しぶりのジブリ!!

いやー何か、いつもですが何か良かったーという感覚だけが残るんですよね。

評論家みたいなことはあえて書きませんが、メッセージは受け取りました。


短い時間の気分転換でしたが、映画はいいなー。

しかも、今日は水曜日でレディースデイなので安いし、レイトショーでまた安い。

ラッキーでしたね。


さて、明日からもピリッとがんばりたいです。