サラの苑 院代崇正のブログ

熊本県ペットのお寺“沙羅の苑”。現在、沙羅の苑の院代を勤めている 蔵本崇正のプライベート日記を公開しています。

私、 泥棒になりました

2008-11-30 14:31:12 | 崇正の独り言
先日、観音会のお話を書かせていただきましたが、

その後のお話があります。

http://blog.goo.ne.jp/soushou1/e/a8e646b0d469174668f938f6258e242c

会のおば様方としゃべっていますと、観音様の燭台がとても汚れていると言う

お話になりまして、↓



このローソク立てを私が磨いてまいりますと言うことになりました。

しかし、奥様方は申し訳ないとおっしゃいましたが、私も何かお手伝いをと

思いましたので、させてくださいということになりました。

そうしましたところ、奥様がまた近い内に燭台を持って上がりますと

おっしゃってくださったので、私も時間がありましたら取りに参りますと

こういう話で終わりました。

数日後、私が近くまで来ましたものですから、持って帰ろうと燭台と鈴を

取りました。

そうしたところ、次の日、ある奥様が

鈴がない!!

ということになりました。

その奥様は、今回の観音会のお参りにたまたま不参加の方でして、その経緯を

ご存知なかったわけです。

それで、

あれは、○○万円もするのよー

とこうなり、被害届を警察に出されました。



そう、犯人は私。私は
泥棒であります




これが、なぜ発覚したかと言うと、

前回のお話の中でも出てきた貴美ちゃんというお婆ちゃんがいらっしゃいますが、

その方が、たまたまお寺にお参りにこられている時に、


「坊ちゃん、あのね、先日あの観音さんのところに泥棒が入ったてよ!」


と・・・・・・・・・・・・。





「本当ですか? ちなみに何を盗られたんですか? 賽銭ですか?」


「いや、何か金の丸い 叩くやつとかいっとった」


、・・・・・・・・・・・・・・


そう犯人は


私、本蔵院の崇正 31歳です


「貴美ちゃん、もしかしてこれ?」と

見せたのが、当然ビンゴ。

貴美ちゃんも

「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

そうしましたところ、すぐに手配してくれて、被害届も取り下げられ

事なきを得、観音会様からもお詫びのお電話などいただきまして、

一件落着とな。

それがこの燭代と鈴



ちょうどお磨きをしようとしていたところでした。

これがまた、すごい汚れで普通ではどうもいかないので、

何度も何度も磨いているとこうなりました!!



すごいでしょ!!

一本で約2時間くらいはかかりましたね。

今度の観音会までにはピカピカにしてもっていくからねーと

貴美ちゃんに伝えました。


容疑者 崇正 

でした。






31歳の渋め

2008-11-30 14:12:24 | 崇正の独り言
私、藏本崇正は29日をもちまして、めでたく

31才 !!

になりました。

父・母・妻・姉妹 たくさんの方々ありがとうございます。

そ・こ・で

妻からの提案でおいしいものでも久しぶりに食べに行きましょうということで

お寿司をいただきました。

三十路にもなると、お寿司くらい食べてもよろしいかと。

昔の、生卵を黄身と白身に分けて、二食としていた頃を思うと

私も三十路たる男なのでありますか。





こっちの字でよろしいですかい?

その堂々たる三十路の姿を


君に


乾杯!!

どうですか、この渡辺健さんもしくは海老蔵さんを思わせる、グローバルな微笑み。

さすが、三十路を迎えた男の笑み。

いやーさすがに鮨ともなるとおいしいものがたくさん出てきます。

これは、何でしたか?


サラダ?

これは?



どうですか?この三十路の?落ち着き・・・・。


匂い嗅いでます。


昔から、何でも匂いを嗅ぐ癖がありまして。


しかし、本当にたくさんの料理が出てきて驚きました。

食べきれないくらいの量で。

最後はやはり





おいしくいただきました。

合掌



これからは、いろいろと大きな壁もありますでしょうが、

一つ一つ丁寧に登って行きたいと思っております。

ゆっくりとしっかり前を向き、一歩一歩横を向かず、

歩んで生きていと思います。

今年はとても自分としては、良いスタートをきれた誕生日となりました。

これからも、益々頑張ってまいります。


九州動物学院 学園祭!

2008-11-25 15:56:22 | 崇正の独り言
行ってまいりました。

九州動物学院の学園祭に。

何をしに行ったかというと、

お坊さん、歌を歌ってまいりました。

だいたい私は、弾き語りはしないのですが、

がんばって弾いて 語って参りました。

なにかこう  学生の皆さんに伝えられればと思っていましたので

選曲も渋めだったけど、とても楽しいライブでした。

院長をはじめ、理事長から 主任から 皆さん聞いてくださいました。

でも、実は午前中に学院の慰霊式を本蔵院で執り行いました。

学生さんも一生懸命手を合わされていました。



命を大切に出来る子たちは、必ず伸びると思います。

ですから、学院でもずっと続けていただきたいと思います。

で、ライブの後には皆さんと写真を撮りました。



私が抱っこしているのは、チワワの「財前」君です。

また、こうやって人前でやれることが、とても幸せでした。

1時間くらいやってたのかな?

曲順も何も決めずに、雰囲気でやってましたから、時間がわかりませんでした。

伝えなきゃいけないっていう気持ちが、前よりも大きくなっていますね。

もっともっと勉強して、うわべじゃない歌を歌えたらいいなと思っています。

学院生の皆さん 院長 スタッフの皆さん

ありがとうーー!!



  

只今のお別れ

2008-11-20 11:22:47 | 崇正の独り言
只今、ネコちゃんのお葬式をさせていただきました。

飼い主様は、耳と口が不自由な方でした。

スタッフは、ずっと筆談をしてご説明をしていました。

お葬式の際、こう思いました。

「おそらく私の読経の声はお聴こえにならないだろう。」

施主様には聴こえないお経。

聴こえているのは、スタッフのみ。

飼い主様のお気持ちを考えました。

そこで、大切なことは、やはり型です。

数珠の擦り方、印の結び方、金の叩き方、

その一つ一つが、施主様にとっての声なんです。

あらためて、型の大切さを考えました。

スタッフも、マニュアル・作法が試される瞬間だったと思います。

しかし、見事なものでした。

今の、当院のスタッフは、阿吽の呼吸まではいかないまでも

お葬式中のテンポや呼吸は、素晴らしいものがあります。

私もゆっくり見させていただいております。


まさに、実写版「おくりびと」


こういう場合、どういう判断をするかな?とか。

でも、みんな立派にやってくれております。

読経だけが、供養ではなく、人は型によって救われる一面も持っているのです。

とても、素晴らしいお葬式でした。




観音会

2008-11-18 21:34:19 | 崇正の独り言
本日、18日は観音さんのご縁日でございます。

ということで、13時からはいつも通り菩提樹苑の島崎観音廟で法要が行われ

ました。  が住職が不在ということで、住職兄と二人で勤めました。


午前中は、地域の観音様をお参りする観音会に行って参りました。

地域のおば様たちが集まって、お世話をされている会です。



素晴らしい像が安置されていて、はあと感心しました。

貴美ちゃんと呼んでいるお婆ちゃんと仲良しですので、いろんな話をしてくれました。

(お婆ちゃんと言ったら怒るから貴美ちゃんと)

貴美ちゃんは、面白い方で、病院の先生に「しっかり前を向いて歩いてください」

って言われたらこう答えたそうです。



「前向いたら、あの世しか見えません」



これには、先生もびっくりしたでしょうね。

ユーモアたっぷりの貴美ちゃん。それだけしゃべっとったらまだまだ大丈夫!!

っていつも励まします。

でも、本当はとても寂しい方なんです。

お一人でお住まいで、面倒を見てくれる方もおらず、民生委員の方に少し

頼っておられるだけ。

毎日が不安で堪らないそうです。

いつもの口癖が

「ようやく生きとります。まだ、生きとった」って。

周りはまた貴美ちゃん始まったと笑いをとりますが、

本当は貴美ちゃんの精一杯の不安と安堵の言葉なんです。

「何かあったらすぐお寺に電話しておいでよ」と言いますが、

迷惑を掛けまいとするのが貴美ちゃんです。

じゃあ、今度は28日のお不動さんでねとお別れしました。

その日も会ったら一言、

「ようやく生きとります」

でしょうね(笑)