悲しみは深いけど

昨日、一匹のダックスがやって来ました。もちろんもう冷たくなって。
すごく愛らしくて私の飼っている「こころ」にそっくりでした。
お母さんは、来苑した時、呆然としていて状況をよく把握できないような感じで入ってこられました。私も正直どのようにお声をかけたらよいのか、とまどいました。涙はなんの抵抗も無くだらだらっと流れ落ちます。周りのお友達、ご家族もそうでした。名前はニモ。映画からとった名前なのかな？ぴったりでした。
次第にせまる最後のお別れのとき。私は少しでもゆっくりお別れをさせてあげたいと思いました。でも、おそらくその時間の短さはなんてはかないものだろうと感じておられたはずです。無情にも過ぎていく時間は、来ました。
「最後のお別れとなります。合掌にてお見送りをお願いいたします。」その言葉を発した瞬間、お母さんは「待ちなさい！」といわんばかりに棺に抱きつかれました。
それが、最後の光景でした。
お母さんは、放心状態でした。終わるまで少し時間があるのでロビーでゆっくりしていただきました。沙羅の苑の愛犬「サラ」と遊んだりしながら、次第にリラックスされてきた様子で安心しました。でも収骨の時、変わり果てたわが子を見た時、思わず涙がこぼれました。「お母さんがんばりましょうね」と声をかけました。
本当にお母さんがんばりましたね。ニモちゃんも喜んでますよ。
海が好きだったニモ。ベランダからいつも眺めていたね。
お母さんはずっとその海を忘れないと思うよ。三枚目のニモ、またお母さんに会いに行ってあげてね。
お母さん今はゆっくり休んでくださいね。そして、また一緒にお参りができるといいですね。お待ちしております。
私はお母さんのがんばっておられた姿をわすれません。

ご先祖様

昨日16日は、本蔵院での万灯会（まんとうえ）でした。たくさんのお光をご先祖様にお供えし、送り火法要です。荘厳な空気の中読経が唱えられ、次に尺八の演奏へと続く法要は、まさに幽玄な世界でございました。
その後、参詣者の方々と「大師音頭」を踊りまして、非常に盛り上がりました。
浴衣を着て来られている方もいらっしゃって、楽しかったです。
最近、皆さんとお参りができることが楽しみな崇正でした。

いよいよ

いよいよ明日からお盆にはいりますね。ということは、我々僧侶は棚経といって、檀家さんのお宅に行き、お参りをさせていただく、が始まります。
それぞれのお寺でも忙しい日々が始まっているようです。私の奥様の実家のお寺でもすごく忙しくされているようでした。
明日から住職と共にがんばるぞー。お墓の菩提樹苑もお墓参りでものすごい数の車が往来して大変だそうです。みんながんばりましょうー。

涙が・・・

今日のあるお別れでのことですが、飼い主様がとても悲しまれ、涙ながらにわが子を見送られました。ご夫婦で来られていたのですが、お父様が声を押し殺して泣いておられました。やはり男は、男の涙に弱いです。そのお父様の後姿がわが子に本当の感謝を必死で伝えようとされていたのが、ものすごく伝わりました。
私は、もっと時間をとってあげて、思いっきり泣いていただいたほうがいいのではないかと、頭をかすめました。これでよかったのだろうか。自問自答の日々です。
どうか、今日のご夫婦に早く落ち着いた日々が来ることを祈っております。

なかなか・・・

いやー久しぶりの投稿です。行事やらなんやらで忙しくしてまして、なかなか投稿できませんでした。すみません。
本当は、いろんな写真をＵＰしていきたいのですが、まあゆっくりやりまーす。
近頃の私は、新婚生活にも少しずつ慣れてきて、仕事の方にも集中できるようになってきたかな。奥様のお陰かな。ありがとう。家に帰って一杯やるのが楽しみで楽しみで（おじさんやー）。でもふと思うんですけど、例えば家に１０時に帰ったら家族の時間って言うのは本当に短いものですね。当たり前でごめんなさい。
やはり自分の時間というよりは、自分に与えられた時間と考えるべきでしょうか。すごく大切な時間に感じます。愛犬の「こころ」がかわいくて仕方ありません。
品の良いワンちゃんもいいですが、うちのはこの品のなさが売りです。滑稽な顔だちがかわいい・・・・。(親ばか）
沙羅の苑にも連れて行くときもあるので是非、会いに来て下さいねー。
そうそう、この前私がテレビに出たでしょう。あれが、結構好評で皆さん見てくっださっていたみたいで、よく「見ましたよー」って言われます。テレビってすごい。もっともっといろんな人に沙羅の苑をしっていただきたいな。
皆さん宣伝よろしくーーー。では、また近いうちに投稿しまーす。