サラの苑 院代崇正のブログ

熊本県ペットのお寺“沙羅の苑”。現在、沙羅の苑の院代を勤めている 蔵本崇正のプライベート日記を公開しています。

真理とは、、、

2010-01-18 11:22:17 | 崇正の独り言
真理って言われてもなかなか難しい。。

真実は一つ!!  などとよく刑事裁判なんかでよく耳にしますが

それぞれに一人一人に真実の世界と言うのはあるのではないでしょうか?

だけど、人間の存在において誰しもが抱えている同じ問題。

例えば、死という問題、それから存在の問題、「なぜここにいるんだ」というような。


しかし、どの問題をとっても私達では解決がつきません。

しかも、分からないだけではなく、勝手な思い込みで間違ったことを真実であると

受け取ってしまいます。

人間と言うのは、死んでもなおお浄土に行きたい、地獄は嫌だと言うような

欲にまみれています。

欲にまみれている私達が、真実を見ると言うことは本当に出来るんでしょか?


今日、頷けたのは、真実は本来そのままに存在しているんだと。

しかし、受け取る側の我々の方がそれに覆いをかけてしまっているんだと。

人間においての真理は、覆われて存在していると言うことが言える。

この認識はきちんと持っておかないと、私達は真理がわかる、とこうなるわけです。

だから、偽物を本物とするわけです。


といろいろ、哲学的なことを申しますと、崇正は堅いなーとこうなるわけですが、

私は、分からないことを分かった顔をして生きているのが嫌なんです。

だから、私は少しづつかもしれませんが、丁寧に生きていきたいなと思うわけです。



テレビで、中村獅童さんが出ていらして、役者仲間が集まれば、ずっと役者談義で盛り上がるそうです。

私が音楽やっていた時もそうでした。

今、僧侶仲間の輪も広げています。仲間もいます。




仏教談義したいものですね。

熊本 大雪でした!!

2010-01-13 21:59:45 | 崇正の独り言
朝起きて外を見ると何とまあすごい積雪。

ウキウキしながら、朝のお勤めへ!!

しかし、朝当番のスタッフから電話。

「山で車が進まなくなり、立ち往生で行けません。」

こりゃ、相当すごいことになっているなとここでようやく気付く。

菩提樹苑はちょっと危ないかも。。

住職と相談し、朝のお勤めは中断。

様子を見に菩提樹苑へ。

これがその光景



お地蔵さんまでも、かわいく、



島崎観音の供養墓も雪傘姿に



サラの苑の霊園もこんな感じに



しかし最美しかったのは、本蔵院。



もう少し上から



何とも美しい。

最近、本蔵院の立ち姿がとても好きです。



しかしながら、今日も一日無事に終えることが出来ました。




最後におまけで、、、如意輪観音様の台座の上に上った愛犬こころちゃんです!!



如意輪こころです!!

では、また明日。




新年が始まります

2010-01-05 10:42:15 | 崇正の独り言
あけましておめでとうございます

いよいよ、今年も動き出しました。

今年も何卒よろしくお願い致します。



まずは、新年のご挨拶です。


さて、今年の抱負などを語っておこうかと思うわけでありますが、

もうこれしかありません。

とにかく、

仏法を学ぶ!!

これしかありません。

小手先ではなく、深く真理と触れる智慧を持つこと。

それには、精進。 怠け心を抑制し精進すること。


「修行を積み重ねることによって何かに到達するという思い上がりではなく

  修行と言うプロセスを得た、修行そのものが救いなんだ」


という信念で、歩んでまいります。

何か努力を重ねて、偉いお坊さんになろうとか、そんな邪な気持ちではなく、

努力ではなく精進。努力を超えたところにある本当の精進。

それが修行であり、その修行そのものが救いのみちなんだと言うことが

ようやく分かってまいりました。

人間に何か、人間の考えたエゴに包まれた分別された努力と言うようなものを

いくら積み重ねてみても、人間のエゴの延長にしか過ぎない。

そうではなく、人間の分別を超えたところから人間という存在を再確認していく。

これが、密教でも顕教でも禅でも言っていることではないかと思います。

本来の自分に帰る。

エゴに包まれた自分ではなく、自分が勝手に自分だと持っている自分ではない自分。

それが、本来の自分。

それと出会うためには仏の智慧が必要です。

だから精進しかない!!


今年は私達本蔵院としても世間的にはいろいろ飛躍しなければいけない分野も

あります。

がしかし、その根底に流れている仏法と言うものは第一義と言って、

何よりも優先される事項ということがあって、世間的なことに覆われるながらも

その中で仏の眼をもってそれにあたっていくと言うことが大切だと思います。


それでは、今年も一年よろしくお願い致します!!