白雲去来

蜷川正大の日々是口実

国松長官狙撃事件で取材を受けた。

2017-10-11 11:21:46 | 日記
十月十日(火)晴れ。

今から二十二年前の平成七年(一九九五)三月三十日午前八時三十分頃。当時、全国の警察の指揮を執る、国松孝次長官が通勤のため自宅マンションを出たところ、何者かによって狙撃される事件が起きた。当初犯人は、オウム真理教の関係者と思われ、元巡査部長らが逮捕された。しかし、起訴するまでの物証が無く、釈放。その後、過去に 山川治男巡査殺害事件にて二十年の服役の経歴があり、出所後の平成十四年十一月にUFJ銀行強盗で逮捕された中村泰が、国松警察庁長官の狙撃を自供した。本人しか知りえない「秘密の暴露」もあったが、なぜか警察は中村を犯人とはしなかった。現在、中村は岐阜刑務所に服役中である。(※詳しく知りたい人は・「中村泰(ひろし)国松警察庁長官狙撃事件犯人説!オウム真理教を壊滅させようとした男の正義とはー鹿島圭介」を検索してみて下さい。

この中村泰について、私は、過去二度ほど警察から事情聴取を受けたことがある。それは、中村が逮捕された際に、アジトに大量の拳銃や武器が発見されたからである。中村が過去に起こした山川治男巡査殺害事件にて二十年の刑に服したのは、千葉刑務所であり、彼が服役中に野村先生も河野邸焼き討ち事件にて服役していたのである。中村のアジトから大量の武器が発見された際に、彼は、これだけの大量の武器を集めたことの理由として、「千葉刑務所に服役中に、野村秋介から『非合法組織を作ろう』と言われ、集めた」と供述した。また取り調べ中に、警察官が、野村先生の『さらば群青』を読み聞かせた所、警察官の前で号泣したと言う。

野村先生の生前に、中村の話など聞いたことも無く、彼からの接触もなかった。自分の犯した犯罪に、「思想性」をつけるために、先生の名前を使ったと思うと、警察官に話した。彼のことやそんな事件のことを忘れかけていた折に、某局のプロデューサーから、「中村について取材をしたい」と連絡があった。「私に取材しても、何の役にも立たない」、旨を話したが、「どうしても」と言うことで、四時から事務所で取材を受けた。過去の警察官からの事情聴取の時には、彼らの知っていることは全く話さなかったが、今回は、かなり核心に触れた話を聞くことが出来た。そのプロデューサーが、私の子供の大学の先輩と言うことで、話が盛り上がり、夕食を兼ねて「安記」へ。今日は、中華民国の建国記念日「双十節」。中華街は、獅子舞で賑わっていた。

その後、マリンタワー裏の「ラッキーの店」へ転戦。偶然に、元ゴールデンカップスのエデイ潘さんと一緒になる。ターキーのソーダー割を三杯飲んで解散。

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