白雲去来

蜷川正大の日々是口実

古書と酒と。

2017-02-25 17:54:11 | 日記
二月二十四日(金)曇り。

先日、友人の一〇七歳のご母堂が体調を崩したと書いた。持ち直して元気になったと連絡があったが、今日の夜、訃報が届いた。幾つになっても親は親。亡くなった時の悲しみに年齢は関係ない。合掌。

商店街や、大型書店の前に古書のワゴンセールなどやっていると、必ず寄るようにしている。稀に、こんな本がこんな値段で良いの、と思うような物に巡り会う。正に僥倖である。ある時、出先で、買い過ぎてしまい。近くのコンビニから宅急便で自宅に送り、かえって高いことについたこともあった。今読む本。いずれ読む本。資料にするために買う本。五・一五事件や二・二六事件に関する、いわゆる昭和維新運動に関する本は、目にすれば、買うようにしている。まあ、私の蔵書など、私が死んだらただの紙屑のようになってしまうかもしれないが、その時は、若い人たちに任せるようにと、愚妻に言ってある。

話は変わるが、時々、スパゲティーのナポリタンがとても食べたくなる時がある。パスタではない、昔のナポリタンである。玉ねぎ、赤ウインナー、スライスマッシュルームを炒めて、スパゲティーに絡める。味付けはケチャップである。ハンバーグやエビフライに、このナポリタンが、付いていると嬉しくなる。マルシンのハンバーグに、このナポリタンを付け合せ、キャベツの千切りに目玉焼き。昭和プレートである。マカロニサラダには中農ソースをかけると、ワクワクしてくる。

真綿で首を絞められるように、ジワジワと経済状態が悪くなっている。かと言って、見苦しい真似は出来ない。つま先で立って、からから辛い酒を飲むしかない。そんな訳で、今日も我が酔狂亭で、頂き物の焼酎を抱え、名月を迎えようとしても、曇天。仕方が無く、大言壮語しつつ独酌。

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