Sightsong

自縄自縛日記

コダック・シグネット35は色褪せたポスターカラー

2007-05-01 22:01:18 | 写真
1950年代初頭のアメリカ製カメラ、コダック・シグネット35
エクター44mm/f3.5は、レンズ部分だけ取り出してライカマウントにする工房があるほど人気がある。
実際、シャープであり、色褪せたポスターカラーのような独特の描写だ。また、軽いので気分も軽くなる。GW前半に、久しぶりに散歩に連れ出した。

モノクロ時代のカメラなので、圧板は反射のことが考慮されていない。だから、カラーフィルムを使う場合には、圧板を黒く塗っておくと良い。

もう6年くらい前に買ったそれは、シャッターが粘っていて動かず、二重像は劣化して駄目になっていた。
それで、四谷の「我楽多屋」で、壊れたミノルタ・ハイマチックFを500円で買ってきて、中からハーフミラーだけ取り出して移植した。サイズはピッタリだった。距離計調整のための治具は100円ショップの工具を削って作った。ハイマチックFの残りは、息子のおもちゃになった。

シャッターはどうにもならず、人形町の「ナオイカメラサービス」で修理してもらった。修理名人として名高い直井浩明さんは、煙草のにおいとともにカメラを返してくれた。

直井さんには、かつて歌舞伎町に工場があったという、アイレスのカメラも修理してもらった。しかし、もうお仕事をやめられたと聞いている。


松とリボン Kodak Signet35、Fuji Venus 400、デジタルプリント


八百屋 Kodak Signet35、Fuji Venus 400、デジタルプリント



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Urayasu Style)
2007-05-02 00:17:30
変わった形のカメラですね。
ボディーだけじゃなく機械仕掛け的レンズに
存在感を感じます。レンズ右側のレバーの
ようなものはシャッターレバーでしょうか?
そしてカメラの後ろにみえる鬼太郎はレンズ
カバー?こちらも存在感があります^^
Unknown (Sightsong)
2007-05-02 06:13:21
Urayasu Styleさん
そうです。シャッターレバーです。
シャッターがレンズ部分に組み込まれていて、フィルムを巻き上げたあとにレンズ左側のレバーでシャッターをチャージしなければならないのですが、それをよく忘れます(笑)。
レンズカバーは、フィルムケースの蓋です(笑)。殺風景なので息子にシールを貰いました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。