リバティ・エルマン『Ophiuchus Butterfly』(Pi Recordings、2006年)を聴く。
Liberty Ellman (g, syn, sampler)
Steve Lehman (as)
Mark Shim (ts)
Jose Davila (tuba)
Stephan Crump (b)
Gerald Cleaver (ds)
チューバを加えた凝ったアンサンブルとオリエンタルな曲想に、どうしても、ヘンリー・スレッギルのズォイドを思い出してしまう。もちろんエルマンはズォイドの要であるし、ホセ・デヴィラもズォイドのメンバーだ。
しかし、違う。ズォイドが絢爛たる曼荼羅を描きあげるプロジェクトだとすれば、これは、よりクールでスリムな音楽を志向した感覚である。
●参照
マイラ・メルフォード Snowy Egret @The Stone(2015年)
マイラ・メルフォード『Snowy Egret』(2013年)
ヘンリー・スレッギル(11) PI RECORDINGSのズォイド(2001-11年)
ヴィジェイ・アイヤー『In What Language?』(2003年)