Sightsong

自縄自縛日記

マイラ・メルフォード Snowy Egret @The Stone

2015-03-30 00:18:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

昨年メアリー・ハルヴァーソンらを観たThe Stoneに足を運んだ。目当てはマイラ・メルフォードの新グループ「Snowy Egret」である。

ぎりぎりに到着すると、もう狭い会場は満員で立ち見。ジョン・ゾーンらしき人の姿も見えた。自分が入るとすぐに「Sold Out」と外に貼り出された。フォーなんか食っている場合じゃなかった、あぶないあぶない。

タイショーン・ソーリーが別のギグに出ていて(ミシェル・ローズウーマンのグループ)、今回のドラムスはテッド・プア。

Myra Melford (p, melodica)
Ron Miles (cor)
Liberty Ellman (g)
Stomu Takeishi (bass g)
Ted Poor (ds)

やや静かに始まったが、やがて、オリエンタルな旋律に乗って、キメキメでドラマチックな演奏へと盛り上がっていく。

メルフォードのピアノも、グループ全体のサウンドも、向こう側を透徹する清冽さが半端でない。ここでは、音楽の物語を語っていく役割は、ロン・マイルスのコルネットとリバティ・エルマンのギターであった。そして、ツトム・タケイシのベースはその流れに擾乱を与えるものだった。あまりにもファンタスティックで、途中で悶絶しそうになることしばしば。

1st setが終わってから、リバティ・エルマンと少し話をした。「日本にはラップ・バンドの一員として行ったよ。」「え?ラップ?」「いや何でか知らないよ!(笑)ギグを設定してよ!」


ツトム・タケイシ、リバティ・エルマン、テッド・プア


ロン・マイルス


メロディカを弾くメルフォード


リバティ・エルマン

●参照
マイラ・メルフォード『Snowy Egret』
マイラ・メルフォード『life carries me this way』
マイラ・メルフォード『Alive in the House of Saints』 HAT HUTのCDはすぐ劣化する?
『苦悩の人々』再演
ブッチ・モリス『Dust to Dust』
ロン・マイルス『Circuit Rider』


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。