塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り すみだ北斎美術館 百物語 さらやしき

2017-01-02 05:57:25 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は「百物語 さらやしき」(天保2〜3年・1831〜2、錦絵、
中判、dish Ghost、from the series One Hundred Ghost Stories)。
 北斎は「冨嶽三十六景」と並行した創作活動として妖怪画シリーズ
「百物語」を刊行している。
 江戸時代に流行った怪談話スタイルで、夏の夜長に人々が交代で怪
談を話し、百話終わった時点で本物のお化けが出てくるという趣向。
ところが北斎が描いたのは5話分のみ。
 この絵の凄いところがお菊の体が皿、ため息を漏らす表情は笑って
いるようで親近感が伝わってくる。
(墨田区亀沢2-7-7)

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