塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 書物を愛した人々 宋学士文粋

2017-01-24 05:43:15 | ミュージアム巡り_2017
 明時代(1368〜1644)の政治家・文人の宋漣(1310〜81)の詩文
集「宋学士文粋」。

 学士は官職名で、宋漣が翰林学士(詔勅などの起草を担当する官
職)になったことに基づく名称。

 展示書物は、洪武10年(1377)に刊行されたもので全3冊。ここ
でも「含雪巣」の蔵書印があるので太田道灌の旧所蔵のもの。表紙
には「新宮城書蔵」の蔵書印があり、これは紀州新宮城主・水野忠
央(1814〜65)の蔵書印。忠央は国学や有職故実に精通し蔵書家と
しても有名。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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