塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 書物を愛した人々 欠画

2017-01-11 05:45:02 | ミュージアム巡り_2017
 「宗版予章先生集」の中に、天子の諱(本名)を書くことを避ける
ための「欠画」が見られる。欠画は、その文字の同音・同義のほか
の字を用いたり、字画の一部を省略したりすること。

 これは欠画がある文字を調査して、その文字を当時の皇帝の諱と
対照することで、書物の刊行年代を特定することが出来る。

・ 「恒」 欽宗(在位1125〜27)の諱
・ 「講」 高宗(在位1127〜62)の諱
・ 「慎」 孝宗(在位1162〜89)の諱
・ (国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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