選後鑑賞 亜紀子
一席
富岡 小四 臼田峻
くつひもをむすぶまもないゆきがっせん
休み時間のチャイム。くつにはきかえる時間もおしいくらい。それっと、雪の校庭へ飛び出して行くようすが良くわかります。
二席
富岡 小五 味寺航矢
しもばしら力いっぱいもち上げる
ぐいぐいと地面からのび上がるしもばしら。上に乗っているのは土のかたまりでしょうか。もっと重たいものでしょうか。
三席
高崎 年長 川口瑠斗
かまきりが車をよけて道わたる
車にひかれるかまきりは多いです。このかまきりは無事でよかったです。川口さんは、こまかなところを、よく見ているのですね。
佳 作
霜柱サクサクとふみしめる 富 岡 小五 猿谷 柑太
こがらしや服をゆさぶり襟つかむ 富 岡 小六 細野 悠貴
雪がふり足あとたどる帰り道 富 岡 小六 小実 和真
スキーでは父に勝てるぞがんばるぞ 東 京 小五 田口煌太郎
あやとりでゆびがたらないこまったな 東 京 小二 鳥越 春椛
せつぶんにはしってかえるお父さん 東 京 小二 榑松すず香
ブランコをビュンビュンこいで風作る 久留米 小五 大野 慈峰
かいだんをかけのぼったらはつもうで 富 岡 小五 田中 美涼
人間も冬はこたつでねこになる 富 岡 小五 金井 琴音
家中にねがいをこめて豆まきだ 東 京 小二 厚地美彩子
大雪で雪合戦に雪下ろし 富 岡 小四 たけ内 良き
冬の風飛ぶ鳥さえも凍えさせ 吉岡中 中二 飯田 誠
つらら取り剣だと言ってる子供たち 吉岡中 中一 高橋 更弥
道歩くかさかさ枯葉踊り出す 吉岡中 中二 熊谷百乃佳
留守番の玄関広し雪はらう 岐 阜 小六 豊田 椎乃
姫集いリビング狭き歌留多会 岐 阜 中二 豊田 風露
雪遊び遊びすぎたらしもやけだ 富 岡 小四 木村 真菜
寒空にぽつんと浮かぶ一番星 吉岡中 中二 瀧川 光城
見上げれば白銀の雪がちらほらと 富 岡 小四 矢嶌 結菜
海の中水着の足が長く見え 高 崎 小三 川口 セナ
入 選
屋根の下朝日に光るつららかな 吉岡中 中二 山田 晴佳
ネコ撫でて甘噛みされるこたつの中 吉岡中 中二 内山 由梨
はつもうでなで牛なでていいきぶん 横須賀 小二 鈴木なのは
みたんたちみんなそっり兄弟だ 東 京 小五 鳥越 大暉
雪遊び雪をあつめてなげっこだ 富 岡 小四 大木 星奈
雪かきで集めた雪で雪合戦 富 岡 小四 伊藤 和里
大雪を家の中から雪見だよ 富 岡 小四 中村 一彩
さむい日はこたつとすごす冬休み 富 岡 小四 綿貫 心咲
足の音しもをふんでサクサクと 富 岡 小六 茂木 花
冬の山ぼうしをかぶって温かそう 富 岡 小五 武田 龍皇
朝おきてこたつに入るともうでられない 富 岡 小五 田辺 心優
朝起きてカーテン開くと真っ白だ 富 岡 小五 菊池 彩花
太陽とキラキラ光る雪とけて 富 岡 小五 入山 美空
水入れのこおりの厚さで寒さ知る 富 岡 小五 島田 遥斗
朝見たら犬の水入れカッチカチ 富 岡 小五 高橋 陸斗
目が覚めるはく息白い冬の朝 富 岡 小五 寒河江珠結
あったかいみんなで投げ合い雪合戦 富 岡 小五 工藤 南沙
雪ふれよ空に願うがとどかない 富 岡 小五 倉本 眞煌
12月もつくれなかったゆきだるま 富 岡 小五 桐生 美来
雪景色朝日に照らされ光ってる 富 岡 小五 木島 心菜
雪だるまコロコロころがし楽しいな 名古屋 小三 奥園 光香