橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/31

2019-12-31 10:13:48 | 一日一句

瑞鳥かおほつごもりの鷹ひとつ   亜紀子


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草稿12/30

2019-12-30 08:50:17 | 一日一句

粒そろふ雨の南天こつごもり  亜紀子


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草稿12/29

2019-12-29 09:42:34 | 一日一句

艶やかに眠らず覚めず栃冬芽  亜紀子


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草稿12/28

2019-12-28 09:00:25 | 一日一句

大切な花なき庭の冬すみれ  亜紀子

 


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「隙間風」令和2年『橡』1月号より

2019-12-27 15:24:33 | 俳句とエッセイ

 隙間風   亜紀子

 

母恋の旧き唱歌に秋惜しむ

晩秋の火色のドレスピアニスト

秋闌くや友垣つどふ並木路

火焚鳥はや切り火切る夜明け前

傾ける日になほ沸ける文化祭

木枯の一番乗りが窓たたく

百人町小春の軒の幾並び

百人町鳥も狙はぬピラカンサ

日だまりに思ひ出紡ぐゑのこぐさ

冬籠る思ひにはかやかき曇り

ふた三声して鶇来てゐるらしき

鯛焼や気圧配置もうらがへり

術なしにあちらこちらの隙間風

慰みに干したる柿のすぐ陰り

立浪草しぶき小さく返り咲く

 


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