橡の木の下で

俳句と共に

草稿09/30

2021-09-30 11:51:50 | 一日一句
秋蝶の水吸ひにくる池の端
ほたる蛾に昏き滝より水落つる
             亜紀子

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草稿09/29

2021-09-29 11:39:35 | 一日一句
飽きもせで電車見る子やまんじゆしやげ  亜紀子

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草稿09/28

2021-09-28 11:11:46 | 一日一句
灯を消してやにはに虫のうそ淋し  亜紀子

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草稿09/27

2021-09-27 10:48:31 | 一日一句
四阿にしばし遣りたる萩の雨   亜紀子
 


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「大名の池」令和3年『橡』10月号より

2021-09-27 10:41:33 | 俳句とエッセイ
 大名の池  亜紀子

西瓜しかり冬瓜も片手サイズとは
石踏んで池渡りゆく蟬時雨
補虫網子供無料の園の森
納涼の灯をそちこちに苑の径
雷神の雲の真下に街ひとつ
疫病も豪雨も止まず終戦日
マンホールみるみる噴くや大夕立
長雨にいやいやしをるゑのこ草
けふ処暑の木々わたりゆく四十雀
怖づるなく鴉残暑の池に入る
園の径一夜に茸そこかしこ
あれは何座布団ほどな大茸
娘らと日日ライン草ひばり
ビルの下秋の夕影にはかなり
大名の池に立ち寄る鴫一羽

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