揺れる想い、身体中感じて…

例の事務員さんと、昨日晩メシ行った…。
でも先週と比べ物にならない程のこのテンションの下がりようったら…。
いや、オレ自身の勝手な思い込みが原因なんやけどもね…。
まあ聞いてやってよ。

金曜日、つまり昨日だ。
我が社は毎週金曜はノー残業デー。
いや、実際残業はするけども、いつもより早く帰れる日なんだわ。
それを踏まえて金曜どう？って事前に打診しておいたわけなんやけども。
オレ「今日、何時ごろ仕事終われますか？」
事務員さん「６時過ぎには…」
オレ「じゃ、○○って店で７時に待ち合わせでどうですか？」
事務員さん「ハイ、ＯＫです」

これが夕方４時ごろ。
この頃一番ハイテンションなオレ。
あーだ、こーだと今日の作戦を頭の中で考える。

そして５時過ぎ…。
オレの携帯にメール着信。
確認してみた。

お久しぶりです。お元気ですか？急に○○（オレのことね）さんのこと思い出して、メールしてしまいました。

…！！
オレが昔好きだったＮ子さんからだった…。
最後に顔を合わせてから約４年、メールが途絶えて約３年…。
なぜ急に今頃？そしてよりによってオレの勝負の日に！？
フツーに読めば何てことはないただの文章。しかし深読みすれば意味ありげにも…。

ちょっと揺らいだ…。
しかし彼女はもう人の妻。忘れる以外に無い。

６時半、会社を出て待ち合わせ場所に向かう。
６時５５分到着。彼女はまだ来ていないようだ。
７時５分。彼女が来た。

昔読んだ某作家の本に書いていた。
５分遅刻は１時間遅刻より罪が重い。
１時間も遅刻するのにはそれなりの理由があるはず。
５分遅刻は「少しくらい遅れてもいいだろう」という単なる気の緩み。

…そっか。
「コイツなら少し待たしても平気やな」
彼女の中ではオレはそんな位置づけなんだな。（ちょっとテンションダウン）
まあええ。
あえて聞かないが、もしかしたら５分遅刻にも相当の理由があったんかも知れんから。

店に入った。
店員「申し訳ございません。ただ今満席でございますが、２，３０分お待ちいただければお席ご用意できますが」
オレ「どうします？」
事務員さん「待ちましょか」
つーことで、待つことになった。

そう、待つことになった。オレが！

事務員さん「じゃ、ワタシ２，３０分その辺ブラブラしてきますんで。また戻ってきますねー」

？？？…え！？ええええーーーーーーーっ！！何とおっしゃられました？
えーと…待ちましょうと言ったのは事務員さんの方だよね？
だったら普通一緒に待たないかい？
もしくは一緒にブラブラしに行かないかい？
こ…これは、放置プレイですか…！？

彼女はどっか行ってしまった。
一人になったオレは待ちながら考えた。

どうやらオレ、勝手に理想像を描きすぎてたみたい。

待ってる間は手持ち無沙汰。
携帯を開けてＮ子さんからのメールを読み返した。
…Ｎ子さん、元気かな？

ほんの些細なことやけど、他人を放っておいてどっか行くのはやめて欲しかったなぁ。
ほんの２，３０分とは言え、オレと待つより単独行動を選んだ…。
彼女の中でのオレの位置づけがよく分かったぜ。
ああ…何だかテンション下がっちゃったな…。
あれこれ聞きたいことや、言いたいこと考えてたんやけど、今日はもうやめとこ。
そんなドキドキ感が無くなったわ。

次、どうしようかなー。
食事中の会話の内容からも判断してかなりの確率で脈なしだということは分かったが、オレ自身この一件で彼女を諦めようなんて思ったりはしてないんでね、次に何とか今日のリベンジを果たそう。
まあしばらくはオレのテンション回復に時間がかかるやろうけども…。

でも！良かったこともあってんで。
それは、
事務所では見せたことのない笑顔を見せてくれたこと。
その笑顔、素敵だったよ。

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