角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

笑う門には福来たる。

2016年07月08日 | 実演日記
「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」というラジオ番組をYouTubeで聴いています。実在の書物を読んだ雑感を自己流の屁理屈でいかにも哲学的に語るこの番組は、自宅作業のBGMに定着しました。人様の言葉を引用し己の都合の良いように解釈を加えるあたり、案外私も似たところがあるのかもしれません。

最近聴いたテーマは、「笑う門には福来たる」。人はそれまで経験したことのない壁にぶつかったり、手に負えない不運が重なったりすると、精神的にどん底へ突き落される状態に陥ります。極限まで追い詰められたときに現れる現象が、「もう笑うしかねぇや…」。実はこれが、本来持っている脳の働きなんだそうです。

人はどんな状態にあっても、「笑顔」を作ればほんの少し気持ちが上向きます。腹を抱えた大笑いでなくとも、膝を叩く爆笑でなくとも、ふっと小さな笑顔だけでその効果はあるのだそうです。開き直りに向かう重要な一歩が、この「笑うしかねぇや」なんですね。

そしてその心境に達しやすいのは、平時に努めて笑顔でいられる人といいます。笑顔を作るには一定の努力が要るものです。これを日常に怠らずやっている人は、どん底からの立ち直りが早いといえるでしょう。

「福が来たから笑うのではなく、笑うから福が来る」。いつも笑顔作りに努力するのは、己が窮地に陥ったときの、まさに「保険」というわけです。今日はわらび劇場のみなさんが遊びに来てくれて大いに笑いました。明日も出来るだけ笑いましょう(^^)




コメント (2)
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