角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

インテリジェンスな町。

2013年09月28日 | 実演日記
角館のお祭りが終わってしばらく経つと、業者の「お祭りDVD」が発売されます。現在は二か所、どちらもすでに発売されていて、私も観てみました。ほかに各丁内が独自に記録した動画を観たり、あるいは後日談として語られる裏話などを聞くと、角館のお祭りというものは頭を使わなければならないとあらためて感じますよ。

夏真っ盛りの八月でした。埼玉県からお越しの男性が、初角館のご感想をこう言うんですね。『ブラブラ歩いて来たんですけど、この町にはインテリジェンスを感じますね』。
「インテリジェンス」、私の日常ではおよそ聞かない言葉に、一瞬戸惑ったものです。まず一般的には「知的」という意味でしょうから、その後のおしゃべりもあまりバカなことは言えないと緊張しましたよ(^_^;)

男性がお帰りになってすぐ、この言葉の意味をスマホで調べてみました。困ったときは「もの知りウィキさん」に限りますからね。
知能・知性や重要な事項に属する知識・情報のこと。知能的な働き全般や諜報活動のことを表すこともあり、この場合、従来日本では、「諜報・情報」と翻訳してきたが、近年、カタカナ表記で「インテリジェンス」として使用されることが多い。

この説明文を読んですぐ頭に浮かんだのが、角館のお祭りでした。「知能」「知性」「知識」「情報」「諜報」、これらはすべて角館のお祭りに必要な要素でしょう。
『角館のお祭りってどんな感じですか?』。主に夏から秋にかけて訊かれます。これからはこれまでの説明に加えて、『インテリジェンスを感じるお祭りですよ』とお答えしましょうか。
コメント (2)
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