坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

【坂井は、当初予算に反対しました】当初予算を含む市長提案のすべての議案を可決。

2022-03-28 | 2020年第4回定例会

 市議会の会期延長もあり、3月28日が最終本会議となりました。市議会は、当初予算を含む市長提案のすべての議案を可決しています。
 一番、”重い”議案は、小金井市の1年間のお金の使い方を決める当初予算です。坂井は、ここ3年の当初予算に賛成してきましたが、2022年度の当初予算は賛成できませんでした。

端的にいうと、反対理由は新庁舎・(仮称)新福祉会館建設です。

坂井の反対討論はここ🐔(←Youtube)から。以下に、読み原稿を貼り付けておきます。

議案第7号2022(令和4)年度一般会計予算に、緑・つながる小金井として、反対の立場から討論を行います。

まず、新年度で、評価できることを2点ピックアップします。担当の取り組みを評価し、さらなるご尽力に期待します。
 1点目は気候危機対策です。
 環境教育事業支援委託やこども環境ワークショップ支援委託、住宅用新エネルギー機器等普及促進補助金など、気候危機に対する取り組みが入っていることを評価します。
 温室効果ガスのさらなる削減のためには、市役所本庁舎等での再生可能エネルギー100%電力の維持と、他の公共施設、とりわけ小中学校への拡大が重要となりますので、環境教育の充実と合わせ、電力購入の契約をする時機を捉えてのご判断を求めます。
 環境楽習館は、近年、真冬や真夏の気候には耐えられなくなってきましたが、当時の補助金事業が目的としていた都内における地球温暖化対策等の一層の推進を図ることにかなう形での存続を求めます。
 
 2点目として、障害者福祉です。
 障害のある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例の見直しにおいて、事業者による合理的配慮の提供が義務化されたことに伴う、事業者会等への財政負担軽減のための支援事業が入りました。この取り組みを評価しています。今回は、最低限の見直しとなりましたが、次の条例見直しに向けたスケジュールや論点も整理されましたので、次回改定に向けた取り組みに期待しています。
 また、医療的ケアを必要とする児童やその家族が適切な支援を受けられるよう、連携推進協議会の設置や、市内保育施設への訪問看護師が必要なケアを行うための委託料も評価しています。
 今申し上げた環境と人権、この2つは、特定の部署のみに留まらず、全庁的に取り組んでいただきたくお願い申し上げます。

 次に、要望を2点、ピックアップします。
 1点目。市民意見を聞きながら、まちづくりに取り組んでいただきたいということです。浴恩館公園内にある野外調理場は、意見交換の場が続いています。市民活動まつりの存続についても、市を含めた話し合いが続いています。いずれも、市民の声を活かし、結論を出していただくことを要望します。
 2点目。老朽化している文化財センター(浴恩館)の補修も必要ですが、新年度においては、文化財センターに保管されている文化財の保管、とりわけ文化財センター脇にブルーシートに覆われて保管されているものについては、新年度内に必要な予算措置を行い、保管していただくことを要望します。

 そして、ここで改めて1点申し上げますが、公立保育園の廃園方針に関して、パブリックコメント集計後に、西岡市長がどのような判断をされるかによって、西岡市政を見定めるということをお伝えしておきます。

 新年度予算に、賛成できない理由は、新庁舎・(仮称)新福祉会館建設です。
 新庁舎建設の建築関連予算が計上されない上に、今定例会において、市長が「設計や建設の時機を大胆に見直すことも含め、議会と協議する場を持ちたい」と発言されました。  
 新庁舎建設事業が立ち止まって検討している影響から、新福祉会館管理運営計画策定委員会に要する経費も計上されず、市民参加への影響も出てしまっています。
 わが会派は、現行計画は100点満点ではなく、ギリギリ合格点の60点かもしれないけれど、それはこれまでの経緯であり、現状、建設を止めなければいけない事由はないと判断していることから、現行設計でスケジュール通りに進めることを求めてきました。

 今定例会では、財政の見通しもより見えてきました。
 昨年11月に示された中期財政計画(案)では、2021年度(第11回補正)後の財政調整基金の年度末現在高を45億円、2025年度(令和7)末は8.5億円としていました。今定例会で示された2021年度の最終補正では、財政調整基金に12億、その他基金に6億円積めました。結果、2021年度末の財政調整基金の現在高は50億円となり、単純に計算すると2025年度(令和7)末は13.5億円となります。財政調整基金への積み立ては、毎年4,5億円と厳しく見積もっているという認識が必要です。
 コロナ下における市税収入も想定したほどの落ち込はなく、反対に、小金井市では、納税義務者や総所得の増に伴い、市税収入も対前年度比で5,8%増えています。
 コストダウンについては、92,4億円の建築費を90,7億円までコストダウンしていますし、抜本的なコストダウンについては現状の設計では困難であることもわかっています。

 市長は、昨年11月以降、およそ4ヶ月間、結論を出さず、3月15日に「設計や建設の時機を大胆に見直すことも含め、議会と協議する場を持ちたい」と発言されたことから、新年度は協議の場からスタートする予定です。わが会派は、早期の着工を目指し協議の場には応じます。
 新年度は、庁舎建設事業の分かれ道になると考えます。西岡市長には、無策の先送りは金輪際やめていただきたい。新年度中に建設関連経費を含む補正予算を可決し、ひとつひとつ課題を解決していくことを目指し、討論を終わります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【道路概略検討(3北南-小金井3・4・11外2路線)】の特記仕様書

2022-03-26 | 東京都都市計画道路第四次事業化計画
開示請求出すのが遅れたのに加え、議会中は身動きが取れないので、今日、ようやく入手できました。2月3日に落札者情報が公開されていた【道路概略検討(3北南-小金井3・4・11外2路線)】の特記仕様書です。坂井HP内に、PDFをアップしたので、詳細はこちらをご覧ください
 

(画像クリックでも、PDFがご覧いただけます)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界気候アクション0325 in Koganei

2022-03-25 | 日々のこと

世界気候アクション0325 in Koganei !!

 2018年 グレタ・トゥーンベリさんの学校ストライキがきっかけとなって立ち上がったFridays For Future。気候危機への対策を求め、年に数回、数百万人の若者を中心に世界各地で同時に世界気候アクションを行なっており、3月25日も世界気候アクションでした。
 これに呼応して気候危機・自治体議員の会でも、各自治体の庁舎前等でアクションを行なっています。
小金井市でも、会に賛同している市議が呼びかけ、アクションを行いました。前回は、市役所第二庁舎前だったんですが、人通りが少なかったため、今回はソコラ武蔵小金井のフェスティバルコート側で。小金井市が気候非常事態宣言をしたこともアピール!

 呼びかけが急だったにもかかわらず、市民もおひとり参加してくれました(嬉しい!)




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小金井市の当初予算は、委員会で可決!!(坂井は反対しました)

2022-03-24 | 市議会2022年3月議会
 予算特別委員会で当初予算案や他の予算案を採決しました。市議会の意思は、28日の本会議で決まります。
 坂井は、当初予算に反対しました。ここ数年、当初予算には賛成してきたんですが、2022年度当初予算はどーしても賛成できなかった。
 28日の本会議で、反対討論する予定です。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小金井市の最上位計画「第5次基本構想」は賛成多数で委員会可決!

2022-03-22 | 市議会2022年3月議会
小金井市議会は、予備日。

この間、実質質疑ができなかった基本構想審査特別委員会ですが、第5次基本構想を賛成多数で可決しました。本会議での採決で確定します。
 
画像

 基本構想は、コロナによる審議の延長で、2021年4月から策定できなかったこともあり、現在は基本構想の空白期間です。(地方自治法の改正で策定義務がなくなっているので法的に問題はありません)
 坂井は、(西岡市政への評価はさておき)、市民参加でつくられきた計画は、策定し新年度からスタート
する必要があると考え、賛成しました。その他、議会からの意見も最大限、反映してくださったことも評価しています。

 以下、今日行った坂井の意見や要望についてまとめました。

気候危機の記述が入ったことは評価
 当初は、気候危機の記載がなかったのですが、基本構想に明記されました。このことはよかったですが、もっと言えば、記載場所は社会潮流の一番最初にきて然るべきだった、と。種々な政策を実現していくための基礎的な環境を守ることが第一と考えています
。次に審査するときに、どうなっているかは、今の私たち次第ですが、次回にはより踏み込んで姿勢を示していただきたい。

はけと野川を守る都市計画道路
 基本構想にも基本計画にも、「国分寺崖線(はけ)、野川」が本市の魅力である。という記載が追加されたことは評価していますが、一方で、道路建設は進めますという記述もあります。”はけと野川を壊す”都市計画道ゆえに、市民や市議会からは反対や見直しの声があり、市長も「市民の望まない道路はつくらせない」と踏みとどまっているので、より基本構想・基本計画にも盛り込んでいただければよかったけれども、ここは力不足でした。後期基本計画を作る時には、その時のメンバーで、徹底議論して入れ込みたいですね。
 ちなみに、市民の方が陳情を出し、基本構想や基本計画になんとしてでも入れ込もう!と尽力されているのは、なんとしてもはけと野川を守りたいからであり、タマムシ色にも見える市長の態度がそうさせているということも伝えました。


中期財政計画
 本来は、前期基本計画の取り組みを着実に推進するための、予算編成の指針として5年間の中期財政計画を策定するものです。市長は、秋に新たな中期財政計画を示すとしていますが、地方自治体としてはイレギュラーな行為と捉えています。つまりは、こうせざるをえない状況に陥っているということなんですが。
 秋に示してから判断とおっしゃる一方で、中期財政計画は変動するものという発言(←これはそのとおりです)もしており、両者は同時には成立しない説明のように思うので、秋にどうなるのか非常に心配です。

市長答弁で印象的だった”調整と決断”
 この委員会の中で、いちばん印象的だったのは市長が発言した”調整と決断”というキーワードです。
 小金井市は誰が市長になっても大変です。多様な民意を受け、議場にいる24人の議員の意見は多様ですので、その意見を受け判断するのが市長の仕事ですが、この間の西岡市長の”決断”には見誤っていることもあると思います。西岡市長の聞く耳を持つ姿勢は良いところでもありますが、弱点にもなっています。とにかく、ブレない軸を持っていただきたい。と。
 市長の様子は、市民も議会も、とりわけ市長の補助職員である市役所で働く皆さんも見ているので、ブレない軸を持っていただき、気持ちだけではなくカタチにしていただきたいと伝えました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする