坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

”庁舎協議会”を締めくくるにあたっての会派の意見

2022-10-31 | 庁舎等建設に関する協議会

西岡市長の辞職により、”出口”を見出せないまま終了した”庁舎協議会”に関して、会派から文書で見解を表明できることになったので、短くまとめて提出しました。

 庁舎等建設に関する協議会で、他の議員の意見も聞き、意見交換を重ねてきたが、緑・つながる小金井としての考え方が変わることはなかった。協議会で示された資料「想定する設計パターンの工事費推計について」では、建築費高騰の影響による工事費の増額見込みが判明した。  

 2021年末に建築確認申請を行わなかったことにより、現設計で清掃関連施設移設前に着工する場合でも、工事費の増額は7億円から14億円ということが判明した。工事費は今後も右肩上がりが推察される。早期の着工に入りたいという考えが強まった。

   坂井として、この協議会は本当に難しい協議会でした。議員は(もちろん私を含めて)、”質問する”とか”主張する”のは得意ですが、”協議して合意できるところを探していく”というのは本当に苦手だと思います。


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庁舎等建設に関する協議会、終わる。

2022-10-28 | 庁舎等建設に関する協議会

庁舎等建設に関する協議会は、10月末までの予定でしたが、10月14日付けで西岡市長が辞職されたため、”出口”をたどり着かないまま終了することとなりました。

協議会の座長が、最後にまとめた文章です。

動画はここ🐔(小金井市議会YouTubeへ)から

庁舎等建設に関する協議会について

この協議会は、西岡市長からの要請を受けての協議会であり、異例と言える会議体でしたので、議長と協定を結んだ西岡市長が辞職してしまいました今、事情は大きく変わりました。西岡市長からは「着工可能な成案が得られるよう、論点を整理をする」ことを求められていたところです。実際にはそこまでには至っていないと思いますが、10月末までには、1)いくつかの建設パターンの比較、2)現設計の修正の条件を示し専門家に委託し調査をする、3)基本設計まで視野に入れる、といった内容に関しまして、正副座長から議員の皆さまにお示しをしながらご意見を伺ってまとめることを考えておりました。

しかし、求められたまとめをお返しする相手方である市長の辞職により、事情が変わったと思っておりまして、むしろ新しい市長がどのような判断をするのか、ということを考えると、議会からまとめたような内容をお伝えすること自体、市長の権限に一定の制約をしてしまうことになりかねません。

協議会で話した内容については、議事録や資料により、新しい市長の下、改めて庁舎等建設の検討に活用していただければ幸いと思います。執行権を持つ市長と行政、チェック機能を発揮する議会、それぞれの役割が果たせる場所に戻り、より良い政策の形成に向け、頑張っていくことが市民のために必要なことだと感じるところであります。

ここで、協議会はここで終了といたしますが最後に、市長職務代理者から発言を求められていますので、発言をお願いしたいと思います。

 

最後に市長の職務代理者である副市長からの発言もありました。

 会の最後に際しまして、まずは御礼を申し上げさせていただきたいと思います。まず、座長副座長この間の協議会の運営にご尽力いただきまして誠にありがとうございました。

 また議員の皆様方におかれましても5月10日の第1回の協議会以降ですね、本日で第10回目となるこの協議会におきまして様々なご意見ご議論また代替案のご提示などいただきまして本当にありがとうございました。

 今座長の方からお話もありましたけれども残念ながら取りまとめというところまで至らなかったものでございますが、この間にいただきましたご意見等につきましては今後の市における検討に活用させていただきたいという風に思っております。

 引き続き早期の建設に向けまして新しい市長のお考えも伺いながら市として取り組んで参りたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。以上です。

 

座長の発言のとおり、市長が辞職された今となっては会の設置目的を果たせないので、このような締め括りにしかなりません。会派からの意見を文書で提出できることとなったので、短く見解を表明するつもりです。


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第5回目の”市長と議長が結んだ協定書に基づく庁舎等建設に関する協議会”、終わる。

2022-07-27 | 庁舎等建設に関する協議会

 

第5回目の”市長と議長が結んだ協定書に基づく庁舎等建設に関する協議会”。浸水対策などの勉強会と、意見交換を行いました。
YouTubeは、ここ(R4.7.27 庁舎等建設に関する協議会 9:35-12:03)🐔から。

配布資料は、市のホームページにも迅速に掲載されています。
いつの日か、掲載されなくなるかもしれないけれど、記録として残しておかねばならない案件だと認識しているので、坂井ホームページにもアップしました。

資料1 他自治体庁舎の浸水対策状況
資料2 内水氾濫について
資料3 風水害における駐車場の利用について
資料4 都市計画法に基づく開発許可制度のあらまし
資料5 想定する設計パターンの比較について
資料6 庁舎複合施設の設計段階における新庁舎部分待合エリアの席数
資料7 ICT新規システム導入費
資料8 庁用車等について
資料9 建築物価建築費指数2022年6月分

 
それで、今何が起こっているのかわからないというお声もあるので、ざっくりとまとめました。(*すべてを網羅しているわけではありません)
 
 
 
直近の経緯や坂井の考えはこちら
 
 今後は、8月15日(月)午後1時から@本庁舎3階第1会議室の予定です。市民のみなさんがよく使われれるであろう8階建の市役所は第二庁舎ですので、お間違いなく。市議会YouTubeチャンネルでの配信もあり、録画もご覧いただけます。
 *本庁舎は、エレベータや誰でもトイレがないバリアフルな建物です(すみません)。傍聴しづらい環境ですので、合理的配慮が必要な場合は、ご相談ください。
 
 

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坂井てき本日の結論は2つ。〜【第2回目】庁舎等建設に関する協議会

2022-05-26 | 庁舎等建設に関する協議会

R4.5.26 庁舎等建設に関する協議会 15:00-17:33

でした。本日の坂井視点での結論は2つ。
1)資料の説明を受け、意見交換し、次回以降の進め方を確認した。
2)市長はこの会の位置づけを理解していないように見受けられる
(自ら協定書を締結したのに)

私は、2点目のどうしても解せない市長発言(Youtubeはここから)について、発言しました。
市長発言の要点箇所の書き起こし(By 坂井)
西岡市長「〜一致点を見出すと言うことなので、〜あくまで一致点を目指して議論を進めていきたいと思います。〜〜あくまでも一致点を見出して、市議会の皆さまがたの多くのご賛同をいただけるような方向性を、私は責任を持って判断してまいります。」

 

市長が、一致点を目指して議論を進めているという見解は解せません。質問したけど、答弁になっておらず、それ以上詰められませんでした(反省)。私は、この市長と市議会との協議会で一致点を見出すために参加しているわけではありませんし、市長と議長が締結した協定書の目的にもそのような文言はありません。

庁舎等建設に関する協議会設置にかかる協定書

 

 と言うのは、市長には議案などの提案権があり、議会にはそれを議決するという二元代表制の仕組みがあります。両者が参加する協議会で一致点を見出すのは、二元代表制の根幹を崩す発言でありえないので、本当は撤回しないといけないくらいと私は解釈しています。ご自身で協定書を結んだのに、このような認識を持って臨んでおられるということがわかりました。協定書についてもあれだけ時間をかけたのに。なんなんでしょうね。

 

【第2回目】庁舎等建設に関する協議会の資料をアップしておきます。

第2回庁舎等建設に関する協議会次第
資料1 庁舎等建設に関する協議会の開催スケジュール(案)
資料2 想定する設計毎のスケジュール
資料3 想定する設計毎のメリット・デメリット等
資料4 建築物価建築指数2022年4月分
参考1 近年の新庁舎建設事例
参考2 庁舎等複合施設の設計段階における維持管理費用等について
参考3 新庁舎に集約される現庁舎関連施設における年間賃料及び維持管理費用について

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次の日程(予定
他の議会日程に影響されるのであくまで本日時点での予定です。
6月3日(金)10~12時  *本会議の進行状況による
6月17日(金)15~17時  *”庁舎”の特別委員会の進行状況による
6月22日(水) *協議会の進行状況にする

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これまでの協議会
【第1回目】庁舎等建設に関する協議会 


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【第1回目】庁舎等建設に関する協議会 

2022-05-10 | 庁舎等建設に関する協議会

設計が終わって、工事に入るはずだった新庁舎建設について、市長が「これまで設計等の大幅見直しは否定的であったが、議会の決議や市民の意見を踏まえ、設計や建設の時期を大胆に見直すことも含め、議会と協議する場を設けたい」旨の表明をしたゆえに設置された協議会。

これまで、会派代表者会議という非公開の会議で、あり方についての検討を重ねてきましたが、今日からいよいよ公開の場での議論がスタートしました。小金井市議会のYoutubeで録画が見れますのでどうぞ→R4.5.10 庁舎等建設に関する協議会 13:17-15:26

冒頭、これまでの経緯について説明があり、市役所担当課が提出した資料説明のあと、各会派の意見を述べていきました。各会派意見は、「設計」「建設時期」「建設コスト」「その他」の4項目。

坂井(会派 緑・つながる小金井)の意見は、今の設計で早期に建設すべき。

提出した意見は以下の通りです。

1 小金井市庁舎等複合施設建設の設計 
 市民参加や議会での議論を経ながらたどり着き、実施設計まで終わっている状況なので、現在の設計で進むのが妥当である。「大胆に見直すことを含めた協議」を求めてきた西岡市長の判断は信じられず、許容の範囲を超えている。

 協議会を経て、これまでの経緯と金銭的な損失を伴っても設計の見直しをするということになれば、市長と議会の責任はより増すと考える。市民参加の場を確保し、見直すべき明確な根拠を示し、説明責任を果たすことが必要となる。

2 小金井市庁舎等複合施設の建設の時期 
 早期に建設に入りたい。これ以上、福祉会館の遅れを望まないという市民の声も届いている。本庁舎の耐震基準は、国交省基準の一般的な建物としてのIs値0.6以上はクリアするも、東京都が定める防災拠点として必要な構造耐震指針について、12か所中3か所において0.9を下回っている。そして、エレベーターや誰でもトイレもないバリアフルな庁舎である。第二庁舎の賃料は年間2億4000万円程度だ。分散庁舎は、業務の遂行にあたって非効率である。これらを早期に解消したい。

3  小金井市庁舎等複合施設建設コスト 
 現設計で、できうるコストダウンはしていると認識している。コスト削減のために、太陽光パネルの発電容量を減らすなど気候危機対策の減衰になるものはやめていただきたい。改めて認識を共有したい項目は4点ある。(1)建設時期が遅れたことによって、国や都の補助金を使えるものがないのか。(2)反対に、使えなくなるものはないのか(3)第二庁舎の賃借料など、延伸により1年あたりに要する経常的支出額。(4) 今後の建築資材物価指数の動向など、上振れの幅。

4 そのほか、協議会において必要とする事項
 特になし

 

 視聴された皆さんいかがでしたか。議員によって見えている景色や認識が分かれる案件だと思います。
 坂井の意見は述べたとおりで、通信でもお伝えしています。この案件では少数派ゆえに「何が起こってるの?」と聞かれることが増えており、直接お話すると、理解を深めていただけるように思います。5月14日、坂井は、なんでもフリートークも企画していますので、お気軽にお立ち寄りください。 
 次回庁舎等建設に関する協議会は、5月26日(木)の15時から17時の予定です。引き続き注目してください。

 

資料をアップしておきますね。
*資料名・画像をクリックするとPDFがご覧いただけます

資料1 庁舎等建設に関する協議会設置にかかる協定書

 

資料2 庁舎等建設に関する協議会会則

資料3 各会派からの意見

 

 

 

 

 


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