坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

【PFAS(有機フッ素化合物)】陳情書は不採択だったけど、意見書は可決した件。

2023-03-31 | 2023年第1回定例会

 坂井は、報道でチラホラ見かけるPFAS(有機フッ素化合物)について。

 今回の議会に、”小金井市・東京都・国に対策を求める陳情書”が市民から提出されましたが、小金井市議会は、(なんと)不採択にしました。
 坂井は賛成したんです。。。市民からご相談いただくこともあったので、小金井市の計画なども調べ、予算特別委員会の質疑でも取り上げたんですが、市の対応はなかなか渋いものでした。詳しくはここ🐔→国や東京都の井戸調査に入らないところは小金井市が調べよう!〜2023年度予算審査の巻(←坂井公式ブログ)

 一方で、PFAS(有機フッ素化合物)について、東京都・国に対策を求める意見書(議員が提案する議案)は可決しました。

以下、タイトルor画像をクリックすると文章が見れます(坂井公式ホームページにアップしました)
有機フッ素化合物(PFAS)への市民の不安を解消するための早急な対策を求める陳情書

 

有機フッ素化合物(PFAS)による地下水汚染から国民の健康を守るための取り組みを求める意見書


 意見書を採決する前に討論があったので、詳しく知りたい方はここ🐔(小金井市議会YouTube)からご覧いただけます。

 反対をした自民・信頼の議員は冒頭で、「一言で言えば、国や東京都が取り組みを始めている状況にあり、その動きをみる必要があり、意見書を提出する時ではない」と討論していました。
 うーん。どのタイミングなら良いんでしょう。これを理由にするなんて、地方自治法に基づく意見書自体を否定しているようだ、と坂井は受け取りましたけども。


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可否同数→議長裁決になった意見書3つから見える、坂井が興味深いと思うポイントが2つある件。

2023-03-30 | 2023年第1回定例会

 議会構成が変わった小金井市議会。可否同数で議長裁決になった意見書3件を同時にアップします。坂井は3件とも賛成しました。

 *意見書の内容は、小金井市ホームページ内にある市議会のページ(→ここ🐔)からご覧いただけます。一括してPDFにまとめられていますので、議案の番号で探してください

 議長は基本的に採決に加わらないんですが、可否が同数となった場合には裁決権が認められています。


坂井が興味深いなぁと思うポイントは2点
(1)賛成・反対・退席の内訳が違う。
 各議員の判断基準はそれぞれですよね。
(2)
否決と可決がある点。
 鈴木議長の”議長の裁決権”と”現状維持の原則”に対する考えがみえました。←解説が必要になるので今回は掘り下げません
 過去には、五十嵐議長が可否同数になった"天皇陛下御即位奉祝「賀詞」決議に関する陳情書"を議長裁決で採択にしたことがありましたね。
     

 


【議長裁決で否決】議員案 第3号
出入国管理及び難民認定法改正の見送りを求める意見書  

賛成:10
緑・つながる小金井①(坂井)
子ども④(片山・古畑・渡辺大・高木) 共産③(森戸・水上・たゆ)  
こがおも①(水谷) ネット①(安田)

退席:2
みらい② (岸田・村山)

反対:10
自民・信頼⑤ (五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)
公明③(宮下・渡辺ふ・小林) みらい①(沖浦)  市民会議①(斎藤)


【議長裁決で可決】議員案 第5号
大軍拡中止とそのための増税等を行わないことを求める意見書



賛成:10
緑・つながる小金井①(坂井)
子ども③(片山・古畑・高木)  共産③(森戸・水上・たゆ)  
みらい①(岸田) こがおも①(水谷) ネット①(安田)


退席:2
子ども①(渡辺大)  みらい①(村山)

反対:10
自民・信頼⑤(五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)
公明③(宮下・渡辺ふ・小林)
みらい①(沖浦)  市民会議①(斎藤)


【議長裁決で否決】議員案 10号
普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める意見書



賛成:10
緑・つながる小金井①(坂井)
子ども④(片山・古畑・渡辺大・高木)  
共産③(森戸・水上・たゆ)  
こがおも①(水谷) ネット①(安田)

退席:2
みらい②(岸田・村山)

反対:10
自民・信頼⑤(五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)
公明③(宮下・渡辺ふ・小林)
みらい①(沖浦)  市民会議①(斎藤)




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“公立保育園のあり方を検討する委員会を設置する条例”、坂井は賛成したけど議会は否決した件。

2023-03-29 | 2023年第1回定例会

 今定例会の市長提出議案で、唯一、市議会が否決したのが、白井市長の施政方針にも入っていた“公立保育園のあり方を検討する委員会を設置する条例”です。正式な議案の名称は、「小金井市立保育園の在り方検討委員会設置条例」。

賛成:10
緑・つながる小金井①(坂井)
子ども④(片山・古畑・渡辺大・高木)

共産③(森戸・水上・たゆ)
こがおも①(水谷)
ネット①(安田)

反対:12
自民・信頼⑤ (五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)
みらい③(岸田・沖浦・村山)  
公明③(宮下・渡辺ふ・小林)

市民会議①(斎藤)

※ 鈴木議長(みらい)は可否同数の場合のみ採決に参加 ※ 会派名は略称 ※ 敬称略  


 
 討論・採決の様子は、小金井市議会YouTube(→ここ🐔)からご覧いただけます。

坂井は賛成しました。
 市長の諮問から答申までわずか半年と、通常の半分のスケジュール。さらに、市民ワークショップなどの市民参加も充実しているので盛り沢山な内容なので、坂井としては、この内容を半年でやり切るのは厳しいのではないかと思いました。市長は、必要に応じて検討期間の延長もあると答弁しておられましたが、このスケジュールで行わなければならない理由は最後まで明確な答弁が出なかったんですよね。




一般会計歳入歳出予算説明資料 (←小金井市ホームページ)より


 市長が、この検討会に諮問するのは、「公立保育園の役割とあり方」とのこと。質疑で明らかになったのは、”廃園の是非は問わない”、”公立園の数についてこちらからは問わない”、”現状の条例と方針を前提とする”ということ。
 坂井は、廃園の是非は問わないけど、役割とあり方を検討していった結果、必要とされる公立園の数が導き出されることもある。ということだと解釈しました。市長は明確に答弁されなかったけれど、議員でおられた時に「お金を理由とした廃園ありきの方針はおかしい。役割から検討すべきだ。プロセスを踏むべき」という旨の主張をされていましたので。

 あと、坂井が気になったのは、このスケジュールには、パブリックコメントが入っていないんですよね。条例に基づいて検討会を立ちあげ、市長の諮問を受けて答申を出すという市政の重要事項なので、パブリックコメントは行うべきではないか?と質問したところ、検討委員会の答申を踏まえて、2月末〜3月頃に市がパブリックコメントを行うとのことでした。
 安心はしましたが、やっぱりこのパツンパツンのスケジュールへの懸念はあります。


 基本的に、市民参加の場で審議していただきたいと思うので坂井は賛成しました。


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小金井市議会は、2023年度予算をすべて可決した件。

2023-03-28 | 2023年第1回定例会

2023年度 一般会計予算、3つの特別会計、下水道事業会計予算を審査した小金井市議会ですが、全ての新年度予算を可決しました。

一般会計予算についてピックアップ。
坂井は賛成しました。
文末に坂井の賛成討論の読み原稿を貼り付けておきます。正式な会議録ではありません。




賛成:15
緑・つながる小金井①(坂井)
自民・信頼⑤ (五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)

みらい③(岸田・沖浦・村山)  公明③(宮下・渡辺ふ・小林)こがおも①(水谷) 市民会議①(斎藤) ネット①(安田)

反対:7
子ども④(片山・古畑・高木・渡辺大)
共産③(森戸・水上・たゆ) 

※ 鈴木議長(みらい)は可否同数の場合のみ採決に参加 ※ 会派名は略称 ※ 敬称略  

 


 緑・つながる小金井として、議案第7号2023(令和5)年度一般会計予算に賛成の立場から討論を行います。

 新年度予算における新規事業である、若者討議会開催に関する経費、市報4ページのカラー化、やさしい日本語と防災を合わせて学ぶ実践的なワークショップ開催、および小中学校の給食食材として使用する市内産農産物の購入経費の一部補助などを評価しています。

 個別案件については2点に絞って意見要望を述べます。
 1点目。新庁舎等建設に要する経費は21万1千円でした。我が会派は、現設計で早期に建設することを求めてきましたので、建設に向けた経費が計上されていない点は大変に遺憾であります。
 現設計で最短のスケジュールで進めるとしても、1年は必要なこともわかっております。予算特別委員会に提出された資料によると、建設時期が先になるほど、建設工事費が上がる推計で、建設工事費は100億円越えを避けられない事態でありますので、早期の建設を求めます。
 5月には、建設事業を前に進めるための予算と財政の見通しが白井市長から示されることとなっておりますので、建設を前に進めるための、精神論ではない説明をしていただくことを強く要望します。 
 2点目。本庁舎や西庁舎での再生可能エネルギー100%電力を維持したことを評価します。小金井市の温室効果ガス排出量について、旧計画における全ての数値が公表され、削減目標の検討が可能となるのは新年度です。気候非常事態宣言を行った小金井市ですので、積極的な目標を定めること含め、引き続きの気候危機対策の強化を求めます。

 白井市長には、市政運営における予算や議案の提案姿勢について要望を述べます。
 我が会派としては、各取り組みの項目について、微に入り細に入り決めてからの提案を求めるものではありません。しかしながら、民設民営の学童保育所は、現在市議会でご説明いただいている内容では、今後の短期間で相当に熟度を高めていく必要が生じる事態だと捉えています。また、緑センターの業務委託に向けた事務が進められていますが、公民館緑分室の特徴的な事業である浴恩館公園内にある野外調理場の管理についても整理が仕切れていません。

 議会に予算の提案をしていただく際には、市として、政策の枠組み、骨格となるところは整えていただきたいと要望したところ、白井市長もこの認識を共有していることがわかりました。しかしながら、行政側で整理をしないといけないことについて、説明できていない点もあろうかと思う。という答弁も出てくるような始末でした。

 わが会派としては、スピード感を大切にしておられる白井市長の姿勢は評価しています。が、政策を進めていくにあたって、骨格になる部分については、白井市長が“十分な説明”を果たせるよう熟度を高めてから提案していただくことを強く求めます。

 スピード感に関連して、1点申し上げます。
 市政の重要課題である優先整備路線について、施政方針に次のような記載がありました。“東京都に対し事業化の中止を求める要望書を提出するなど、今後もはけと野川を守り、豊かな暮らしや文化を後世に継承していくため、適切に対応していきたいと考えております“と。わが会派では、白井市長の姿勢を指示しております。が。昨年11月白井市長が就任されてから、4ヶ月もの間調整が続いており、スピード感に欠けています。
 早期の実行と、第2回定例会で”要望書を提出しました“とご報告いただくことを強く求め、討論を終わります。

 

 

 

 

 


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正式決定は明日だけど、小金井市議会は会期延長です。

2023-03-23 | 2023年第1回定例会

休会(整理日)の予定だった小金井市議会ですが、予算特別委員会を行いました。

今日の予算特別委員会では補正予算を採決し、全会一致で可決しました。
 
 
 
しかし、一般会計当初予算の総括質疑が終わらず。
正式な決定は明日ですが、28日までの会期延長となります。
 

 


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